克服(後編)ー親由来の問題4

親によって仕込まれてしまった反応のパターンをどうしたら克服/変更できるのだろう。
それは、自分のことではなく、ひたすら相手のためを考えることなのだ。
演奏家でもアイドルでも何でも良いが、ステージに上がって人を喜ばせる仕事をしている人のことを考えてみてほしい。
彼らは決して、個人的な胸の内をステージに持ち込まない。
疲れていても疲れている顔をしない。
不安に押し潰されそうになっていても自信に満ちた顔をしている。
やりたくないなと思う日でも、出来る限りの全力を尽くす。
失敗したとしても、完璧に演奏をこなしたかのように振る舞う。
そうするのはなぜかと言えば、聴衆を喜ばせることこそが自分の仕事だと心得ているからである。
逆に自分の疲れや弱みを見せることは、聴衆から夢を奪う行為なのである。
一曲終わるたびに「失敗しちゃった」「私もこの歌は苦手なんですけど」「まだ慣れてなくて」
そんな歌手を想像してみて下さいな。
「金返せ」でしょう。

まあ、そりゃその道のプロの話だな、私は違う、と思うだろうか。
いやいやそんなことはない。
試しにどこでも目についたお店に数件入ってみて下さい。
「面倒だなあ」「嫌だなあ」という気持ちが顔に出ている人と、全く出ていない人がいる。
後者はでは仕事が面倒ではないのかと言ったらそんなことはない。
どんな仕事だって面倒に決まっているのだ。
しかしそれを顔に出したからと言って何の得になる?
お客様に良い顔を見せて、良い気持ちになってもらうことこそ得ではないか、と考える人は、程度の差こそあれ、ステージパフォーマーと同じ精神で人々と向き合っている。
怖いから固くなるのは、自分の気持ちが優先だから。
相手の気持ちを優先すれば、怖くても柔らかく努めるべきだと分かる。

相手のためを思って、自分の弱さを克服しようと努める時、幼少期からの反応のパターンを覆すことが出来るようになる。
頑張って下さい。

今日もお読み下さりありがとうございました。

【スケジュール】

4月9日(火)牡羊座新月ヒーリング

4月24日(水)蠍座満月ヒーリング

【メニュー】

①カウンセリング 10000円

②ヒーリング 10000円

③リモートカウンセリング 7000円

④遠隔ヒーリング(お布施)

ヒーリングアクセサリー「プレローマ」36000円


【お問い合わせ下さい】

①LINE:atelierkoshiki

②microcosmo.healing@gmail.com

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ホームページ:https://www.microcosmo-healing.com/

コメント

yokoiwatong さんの投稿…
接客やパフォーマンスのあり方として、学ぶことが多々ありました。ありがとうございます。
私は他者の書籍を販売するバイトをしているのですが、自分自身、「これは素晴らしい作品」と思っているので、
お店を開ける際は、必ず店内を綺麗に掃除をして(お客さんが気持ちよく見られるように、と思っていましたが、
自分が気持ちをニュートラルにさせたいから、掃除をしているんだな、最近思いました)、
「ゴリ押しで売る」というよりは、その作品に自分が感じたこと、好きな点を
話したりするのですが、、自然体であるせいか、意外に購入してくださる方がいます。
ちなみに売上ノルマなどはありません。

一方、自分が書いた本(冊子)をイベントなどで売るときは恥ずかしくて、ブースで固まっています。
もちろん近寄ってくださる方には最低限の挨拶をしたりするのですが、自分が書いたものをPRができず、、
フォトエッセイなので、お客さんもじっくり見てくださり、話しかけるタイミング難しかったり、
要するに自然体ではないのです。

もちろんその都度、自分のベストを尽くして作っているので、自分では良い作品と思っています。
しかしこれは、本だけでなく、お菓子やその他にも言えることで、私は人前で褒められることが
苦手で、褒められると「ありがとうございます!」と言うようにしてきましたが、まだまだ
「そんなことないですよ、私のレベルなんて」と、一見謙遜という形に見えますが、自己肯定感が
低いように思います。低いというのは何かの対象があってのことなわけですが、自分に自信が持つことを
他者の評価で決めている自分がいるような気がします。

さて、長くなりましたが、、すみません。
私の親は母は私を褒めてくれる人でしたが、父は母をはじめ、家族のことを誰も認めて
いませんでした。褒められたことは何回かありますが、鮮明に覚えているということは、それくらい
褒めてくれない人だったからだと思います。ありのままの私ではなく、誰かと比較して、「○○さんはできて
いるのに、なぜオマエはできないのだ」と言われた時は1週間不登校になりました(海外にて)。
そんな父ではありましたが、父自身が教育熱心な家に生まれ、神童と言われて育ち、しかし病気をし、大学は一浪。
結局思うように成果を上げられず、地元の大学に行きました。

そんな父の下で育った私は自己肯定感が低く、「誰かに認められたい」願望がとても強く、
この数年ようやく少しアウトプットできるようになったものの、相対評価で自分を評価し、
苦しむことを繰り返している気がします。
相対評価をする相手は他者ではなく、過去の自分なのに。

コメント欄に書く内容ではなかったですね。長くなりすみません。。
他者と自分の作品を販売するときの違いをさらっと書くつもりだったのですが、書いているうちに長くなり、
自分自身が驚きました。
自分の作品を「よい作品ですよ」と胸を張って、自然体でブースに立てるように、
精進します。

長文失礼しました。




カワベマサノリ さんの投稿…
yokoiwatong さん
コメントありがとうございます。

>「そんなことないですよ、私のレベルなんて」と、一見謙遜という形に見えますが、自己肯定感が低いように思います。

ヒントになるのはここでもやはりステージパフォーマーだと思うのですが、誰にでも上には上がいるんですよね。
それでも今目の前にいる人は自分のことを褒めてくれたので、「上の上」と比較して謙遜するのではなく、ただそのままありがたく受け入れるパフォーマーにこそ好感が持てるし、ますますこの人の演奏を次もまた聴きたいと思わせはしないでしょうか。
全然違う生き方の人を参考にすると、今の自分にとってのより望ましい態度が見えてくるような気がします。
どうでしょう。
yokoiwatong さんの投稿…
確かにそうですね。
それがエネルギー的にも一番気持ちの良いあり方だと思います。

自分が作ったものを販売するようになってから、自他問わず、
接客する人を観察するようになりました。
大切なことは、商品の内容もですが、一期一会にどう向き合って
いるかだと思うようになりました。
互いが気持ちよくなれることを大切にしたいと思います。
学ぶ機会があることはとてもありがたいことです。

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