15通目の手紙 何万分の一の確率で起きること
最近起きた面白い話をします。 引っ越し準備で不用品を処分しています。 ジモティーというサイトで、譲ったり売ったりすることが出来ます。 私は色々そこに出しているのですが、中国家具の小椅子3脚をご所望の方がいらっしゃいました。 運搬手段は手運びとのこと。近い場所なので車で運んで差し上げることにしました。 時々、心の垣根が全く無いような人がいます。 この老婦人はそういう方で、「私なんかには勿体ない」とたいそうな喜びようで、「こんな素敵なものをどうして手放してしまうんですか」と。 「引っ越すのです」 「あらどちらに」 「まだ決まっていないんです」 「なのにお引越しは確定で?」 「親の持ち家で、親の決定ですので」 「親御さんはどちらに」 「長野です」 「あら、うちも長野に家がもう一つあるのよ。信濃境」 「えっ、うちの親も信濃境です」 「え〜〜、駅から坂を下りた先よ」 「うちもです」 「なんてこと。あの公園があるでしょう。その隣の家」 「知ってます! うちの親はその公園の向かい側です」 「こんなことってあるのかしら。お茶でも上がっておいきなさいな」 「ではお言葉に甘えて」 まさか、嘘だろう、と思われるでしょうが、本当にこういうことが起きました。 ついでにお昼も食べていきなさいと言われ、うどんまでご馳走になり。 そしていつもの展開。 次第に老婦人は、感受性の鋭い者の生きづらさ、家族の中の不遇を吐露。 私「そういうものなのですよ。それがこの世に生きるバランスというものです。でもそういう感性だからこそ今日、こうして出会いを楽しむことが出来ているではありませんか。とても良いことですよ」 老婦人「そうなのね。私も見切りをつけるべき所はつけるべきなのでしょうね」 帰りがけに、お庭のレモンを三つ頂きました。 物語のような時間でした。 これが一つ目。 もう一つの面白い話は、文通です。 語学交換のサイトがあります。 例えば私の場合、日本語を学びたい外国人と、英語を学びたい私が、プロフィールを見て連絡を取り合い、気が合えばペンパルになる、というものです。 そこに私はアカウントを持っているのですが、2年間ほったらかしにしていました。 当然、何も動きがありませんでした。 しかし1か月前、急に扉が開いて、毎日のように誰かしらからコンタクトが来るようになりました。 かなり異常なことです。 でもこういうこと...