世間話
先日、息子のまどかに、恐竜絶滅についての説明をしました。
子「火山が噴火して、恐竜はみんな死んじゃったんだよね」
父「それもある。でもそれだけではないよ。星が降ってきたんだ。すごく大きな星だぞ」
子「それが恐竜にずぶがって(*ぶつかって)、死んじゃったんだね」
父「ぶつかって死んだのもいるかもしれない。でもほとんどの恐竜はぶつかって死んだのではないんだ」
子「どういうこと」
父「例えば、大きな石を土の上に落としてごらん。どうなる」
子「痛い」
父「痛いね。そして土はどうなる」
子「ぶわって、上がる」
父「そうだろう。まあちゃんが持てるくらいの大きな石を落としても土が舞い上がるだろう。じゃあ滅茶苦茶でかい星が落ちてきたら土はどうなる」
子「ぶわーーーって上がる」
父「そうだ。そして空を覆ってしまった。すると空はどんなふうに見える」
子「暗い」
父「暗いと植物はどうなる」
子「枯れる」
父「それに、日が当たらないから寒い。寒いと植物は育たない。そして植物が枯れてしまうと、植物を食べる恐竜は…」
子「草食恐竜だね」
父「そうだ、草食恐竜はどうなる」
子「おなかがすいたよーってなる」
父「そして死んでしまうんだ。それに寒い。では、すると草食恐竜を食べる肉食恐竜はどうなる」
…略…
子「まあちゃんたちが生まれる前に、恐竜は生きていたんだよね」
父「そうらしい。でもそう考えない人もいる。というのはそれにしては色々な国の昔話に恐竜が出てくるからなんだ」
4歳児の知性は充分に驚嘆に値するものです。
以上の話を全て理解しました。
この親父はなかなか教え方が上手いと思ってくれたのか「おとうちゃん、今度どうして季節が変わるのか教えて」と、彼を家に送る道中で言われました。
そこで、父はどのようにその説明をしたものかと、思いを巡らせることにしました。
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