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体の苦難から学ぶ#9

持つべき正しい心の4つ目。 私はZさんに言った。 「ヒーラーの身になって下さい。どんな人を進んで助けたいですか?」 Zさんは、はっとしたお顔になった。 その瞬間に、分かったのである。 「くよくよしている人、感謝より先に不安が出てくる人、希望を持たない人を助けたいと思いますか。助けられると思いますか?」 いつも思うことなのだが、大抵のことは子供でも分かるように出来ている。 そんなに難しいことは本当にない。 言うまでもなく、Zさんの対してヒーリングする者として私がいるが、その背後には神がいる。 誰にだって、その遠い背後には神がいる。 あなたの働きや、あなたの善意や、あなたの言葉もそうだ。 ヒーリングもそれと同列の、神の滴りの一つに過ぎない。 私たちがどんな心である時、神は助けたいと思うか考えよう。 すでに与えられているものに感謝し、それを大切にし、まだ与えられていないものについて不服を言わない者をこそ、神は愛おしく思うことだろう。 こういう人が、神からより多くの助けを得られるのだ。 神の身に立場を置き換えれば、これは誰でも分かるはずのことだ。 助かりたいなら、助けてもらえる者にふさわしい精神的態度を先に身につけよう。 「こいつ、助けてもどうせすぐに次の愚痴を言うしな」と神は言わないだろうが、そんなふうに思われるような自分でいてはいけない。 そんな自分でいたままで、「助からない」なんて愚かなことを言ってはいけない。 感謝し、信頼し、素直、謙虚であることが大事である。 私たちの心は簡単に揺らぐから、Zさんには、今後お体の静養が主で、特に忙しく過ごされる予定でないのなら、一日に数回アラームをかけ、そのアラームが鳴ったら、心の状態を確認し、その都度清めるようにされると良いとお話した。 そうすればその瞬間に、私のヒーリングが届くことになる。 今日もお読み下さりありがとうございました。 【スケジュール】 5月5日(日)こどもの日ヒーリング 5月8日(水)牡牛座新月ヒーリング 5月23日(木)射手座満月ヒーリング 【メニュー】 ①カウンセリング 10000円 ②ヒーリング 10000円 ③リモートカウンセリング 7000円 ④遠隔ヒーリング (お布施) ヒーリングアクセサリー 「プレローマ」 36000円 【お問い合わせ下さい】 ①LINE:atelierkoshiki ②micro

体の苦難から学ぶ#8

Zさんにお伝えした4つ目。これで最後である。 その前に、ここまでの経緯をお話しよう。 私は第一回目、Zさんをお呼びしたが、ヒーリングはしなかった。 それよりもお話することが優先だったからである。 二回目もしなかった。 三回目でようやくヒーリングをした。 病院の診断によって転移の状況も明らかになっていたので、そろそろ始める頃合いだと思ったのである。 ヒーリングをするにも準備がある。 癌に怯え、打ちひしがれている人に対してすぐにヒーリングをしても、普通、効果がない。 なぜかと言うと、その人の心は癌に集中しており、ヒーリングを受け入れる準備が出来ていないからだ。 極端な話、ヒーリングをして差し上げて、その直後「私、大丈夫でしょうか」という言葉が口に出てくるようなこともある。 何が問題だか分かるだろうか? その人は、「ありがとうございます」とか(楽になったとして)「楽になりました」というポジティブな言葉よりも先に、ネガティブな言葉が出てくる。 このような精神状態にあるかぎり、絶対に治らない。 ネガティブを優先していれば、ネガティブが優先されるに決まっている。 だからこそ、その前に、癒やしの過程や、自分が置かれている状況や、与えられている試練の内容や、残されている改善の可能性などに対して、正しい認識をある程度持たせないといけない。 それが成功したら、その人はヒーリングを受ける準備が出来ていると言える。 そして私は三度目にようやくヒーリングをしたのだった。 繰り返しになるが、「私がヒーリングしますから、大丈夫です」というようなことをヒーラーは絶対に言ってはいけない。 それは事実ではないし、それに、相手の人を依存させ、自分の足で立つ力を奪ってしまうからだ。 私が助けるのではなく、あなたが助かる のであり、そのためにはあなたにまずやらなければならないことがたくさんあるということを伝えなければならないのだ。 4つ目まで行き着かなかった。 また明日。 今日もお読み下さりありがとうございました。 【スケジュール】 4月29日(月)10:00―11:00瞑想会(1000円) 5月5日(日)こどもの日ヒーリング 5月8日(水)牡牛座新月ヒーリング 5月23日(木)射手座満月ヒーリング 【メニュー】 ①カウンセリング 10000円 ②ヒーリング 10000円 ③リモートカウンセリング 7000

体の苦難から学ぶ#7

Zさんにお話した、癌と向き合うために持つべき「正しい心」の3つ目。 それは「損得を考えよ」ということだった。 私は日頃このことをブログでお伝えしているつもりだったのだが、Zさんはまさかそんな発想があるとはと驚かれていた様子だったので、改めて書いてみることにする。 この文脈で損得という時、もちろん、お金の話をしているのではない。 そうではなく「それを考えて何の利益があるのか」「それをすることは不利益ではないのか」ということを徹底的に考えよう、ということだ。 病気をすれば多くの人は不安になるに違いない。 病気をする前から不安になっている人もいる。 しかしそうして不安になることに、本当に一体何の利益があるのか? 不安になり、悩んでいると、病気がいなくなってくれるのか? 利益があるならそうすればいい。 しかし実際にはそうではないだろう。 むしろ気に病むあまりにますます病気を引き寄せるようになるだけだ。 このような意味合いにおいて、私たちが利益を無視し、不利益を進んで得ようとするのはなぜかと言ったら、 愚かだから である。 損得の見境がつかないほど愚かなのだ。 仏教には三つの悪徳が数えられている。 それを貪瞋癡(とんじんち)という。 貪=むさぼり 瞋=怒り 癡=愚かしさ である。 貪と瞋は、なんとなく分かるだろう。 「癡」については、ピンとこない人も多いかと思う。 「だって頭が良いか悪いかはその人のせいではないでしょう」 しかしここで言うのはそういう意味での頭の良い/悪いではない。 心配したって仕方がないのに勝手に頭の中を病気の話題で一杯にしている。 これが「頭が悪い」ということなのだ。 私たちの不幸や苦難は大部分、私たちの愚かしさのゆえに起きている。 賢くなろう。 頭脳を明晰にして、自分の思考や行動を正しく損得に振り分け、正しく選択するようにしよう。 月曜日に瞑想会がありますので、よろしければ是非ご参加下さい。 スカイプを使います。 今日もお読み下さりありがとうございました。 【スケジュール】 4月28日(日)真呼吸会はお休みします 4月29日(月)10:00―11:00瞑想会(1000円) 5月5日(日)こどもの日ヒーリング 5月8日(水)牡牛座新月ヒーリング 5月23日(木)射手座満月ヒーリング 【メニュー】 ①カウンセリング 10000円 ②ヒーリング 10000円

体の苦難から学ぶ#6

体が困難の状況にあることに関して、持つべき「正しい心」とは何だろう。 一つは、昨日もお話したように、目的に意識を向けることだ。 原因を見ているだけでは後悔しかない。 目的を見ればそこに希望と責務を見出すことが出来る。 後悔に満ちた心のままで病気を治せる、平安を得られるなどと思ってはいけない。 意識を良い方向に向けなければ、良い未来は決して来ない。 第二は、反省と学びに関してだが、具体的に一体何をどう反省し、何をどう直していくつもりなのか、そして今日もそれを確かに試みたか、ということが大事である。 誰だって、病気になったり挫折したり失敗したりすれば反省する。 しかしそこまでなら誰でも出来る。 自分を責めればいいだけだからだ。 凄く意地悪い言い方に聞こえるかもしれないが、 「反省しています」と言う時、多くの人は自己憐憫をしているに過ぎない。 本当に反省したなら必ず今日から悪癖を直せるはずだが「反省しています」と口で言うだけで具体的な努力をしない人は、何年経っても同じことを反省している。 これは本当の意味では反省していない。 必要なのは反省ごっこではなく、厳しく的を絞ることなのだ。 ・自分の何がいけなかったのか? ・自分はなぜそうしてしまったのか/しなかったのか? ・自分はそれがいけないということに気付かなかったのか? なぜ? ・または気付いていたのに直さなかったのか? なぜ? ・その悪癖は今なおどのような場面で出てくるのか? ・どうやって改めるつもりのか? ・どうやって改まったことを確認するつもりなのか? こういうことを本当に厳密に考えないといけない。 自力では分からないなら私がお手伝いするので、やってみよう。 反省であれ何であれ、漠然としたものには力は宿らない。 無意識の漠然とした認識は、意識化/言語化されることに明晰さを獲得し、現実を動かす力となる。 「何がいけないんだろう/何かがいけなかったんだ」を「これがいけなかったんだ」に結晶化させることが出来れば、それを起点に現実が動き出す。 Zさんの場合、癌の悪化を抑制したり、共存を可能にするという結果が得られるだろう。 明日は、持つべき「正しい心」の3つ目をお話する。 今日もお読み下さりありがとうございました。 【スケジュール】 4月28日(日)真呼吸会はお休みします 4月29日(月)10:00―11:00瞑想会(100

体の苦難から学ぶ#5

『体の苦難から学ぶ』 という記事を先日書いた。 今しばらく、この話題を続けよう。 先日から、Zさんには毎週アトリエにお越し頂くことにしている。 癌という困難な状況に直面している時、お伝えすべきことはいくらもあるが、一度や二度の対面ではとても全てを語りきれない。 ご当人の理解が深まっていくにも時間がかかる。 今日はまた、Zさんにお話したことから皆様にもお裾分けをしようと思う。 「癌の問題は、結局、信仰の問題に帰結する」、と私はお話したが、Zさんは 正しくこのことを理解され、肯定的な意志を保つように、また日々感謝の種を見つけるように努力を始めるようになったとのこと。 表情も先日より晴れやかになっていた。 一方、医者からの診断は予想よりも厳しいものだった。 慰めは言わない。 それよりもすべきことがある。 「しかしこうなったのも、私の非なのですよね」 「それはその通りです」 Zさんは深く反省されているご様子だった。 心当たりもあるようだった。 その上で私はZさんに言った。 「 物事の起こりには〈原因系〉と〈目的系〉があります。 ご自身の非によって病を得たということは原因系の事実認識であり、それは間違いではありませんが、もう一つの目的系の方が残っています。 癌を得たからこそ、学べたのではありませんか。 癌を得なかったら、学べなかったのではありませんか。 この癌は学びという目的に向かっているのだと考え、今日からはそちらの方に関心を向けて下さい 」 このことを認識し、更に正しい心を持つことが出来るならあなたは大丈夫だと私は言った。 これもまた気休めでもなく慰めでもない。 実際、ヒーラーとしての経験から、そう判断したのである。 ではその「正しい心」とは何かということを次回お話しようと思う。 今日もお読み下さりありがとうございました。 【スケジュール】 4月28日(日)真呼吸会はお休みします 4月29日(月)10:00―11:00瞑想会(1000円) 5月5日(日)こどもの日ヒーリング 5月8日(水)牡牛座新月ヒーリング 5月23日(木)射手座満月ヒーリング 【メニュー】 ①カウンセリング 10000円 ②ヒーリング 10000円 ③リモートカウンセリング 7000円 ④遠隔ヒーリング (お布施) ヒーリングアクセサリー 「プレローマ」 36000円 【お問い合わせ下さい】 ①LIN

奇跡は起きるが、奇跡なんてものはない

Yさんがメッセージを下さった。 「河邉さんにお伝え忘れていたことがありました。先日、婦人科に行ってきたら、子宮筋腫が落ち着いてきたようなのです。 大きさはままあるのですが、大きくなっていなく、、 河邉さんのヒーリングや言葉に導かれながら、心身共にありのままの自分を受け止めていきたいです。 苦難なる時はそれは中々厳しい試練の時ではありますが、1ミリでも成長できるよう、、 そうして、逃げずに日々生きてきた方々の笑顔が、先日のサントリーホールの写真には写っていた気がします。 みんな今生きていることが嬉しそうな顔だね、と撮った**(御子息)も言っていました」 以前、子宮筋腫のことでYさんはかなり悩みを抱えられていて、だいたいこれはどんな病気にも当てはまることなのだが、子宮筋腫よりもその悩みの方がはるかに体に与えているダメージが大きい印象だった。 前提的な考えとして皆様にも是非お持ち頂きたいのは ・医者が言ったからと言ってそれが全てではない ・筋腫であれ癌であれ、共存可能。これで一巻の終わりと絶望する必要は全然ない ・と共に、最後はどうあがいたって死ぬ。崩壊や喪失を恐れて大きな摩擦抵抗を作り出すよりも、崩壊や喪失の流れに沿って負荷を軽減することを考えた方が良い ・奇跡は起きる しかしながら、最後のに付け加えて言うと、凄く厳密な意味では「奇跡」なんてものはない。 私たちが蒙昧だから「奇跡だ!」と思うだけで、自然の法則の範囲内のことしかこの世界には起きない。 ずっと以前に90歳近い方がお話して下さったことなのだが、その人は、癌告知をされた後、病院の敷地内を出るまでの間に神(その人の言葉では「遺伝子さん」)に心から助けを求め、「助ける」との声を聞いた。 癌は残らず消えて、それから20年あまり、無病息災で過ごしているという。 私がギターを作って頂いた職人の話である。 これも「奇跡」ではないのです。 ・(段階における制約はあるが)癌はそもそも速やかに増減する性質がある ・意識が肉体に作用する ・信仰/信念は意識の次元を大幅に飛躍させる この3つの法則が見事に合致して、然るべき結果を導いたに過ぎないのです。 だから簡単に絶望したり、簡単に奇跡だ!と言ったりしないよう。 簡単に奇跡を喜ぶ人は簡単に絶望しますぞ。 起きるべきことが起きるだけで、起きるべきことを選ぶ能力が、私たちにはあるのです

蠍座の満月

先日、親しい方々と共にコンサートに出かけた。 「外でカワベさんを見るのが新鮮すぎる」 「人工物の中にいるカワベさん…珍しい」 たまに外出するだけで珍重される私です。 終演後にバーに行った。 その時、Uさんからリュウマチの疑いのある手の痛みについて聞いた。 問題が物理的なものであればあるほど、それに対するヒーリングは直接お会いしないと難しい。 丁度良い機会だったので、その場でヒーリングをした。 翌日頂いたメッセージによると、 「お陰様で手首の違和感は軽減していて(…)指の付け根はすこし残ってるのが不思議なのですが、整形外科に行く前にしばらく河邊さんのお世話になってみようかと思いました」 この日は、外でヒーリングしたのがむしろ好都合だった。 アトリエでヒーリングすると(遠隔も含む)、自動的に「霊的レベル」に引き上げられてしまう。 娑婆の世界では逆に、自動的に「物理的レベル」に引き下げられる。 問題が物理的レベルにある場合、その帯域まで降りていくことで有効なヒーリングが可能になる。 レベルは高ければ良いわけではないのだ。 (アトリエで物理的レベルのヒーリングをする場合には、いくつかの段階を踏んで降りていく) ビールとフィッシュ&チップスが、この日はヒーリングには適っていた。 こんなこともあり、たまには私も外で人に会うのが良いかもしれない。 最近、重い話題が続いているので、今日は軽めに。 ただでさえ重たそうな蠍座の満月なので。 ヒーリングのご用命を承ります。 今日もお読み下さりありがとうございました。 【スケジュール】 4月24日(水)蠍座満月ヒーリング 4月28日(日)真呼吸会はお休みします 4月29日(月)10:00―11:00瞑想会(1000円) 5月5日(日)こどもの日ヒーリング 5月8日(水)牡牛座新月ヒーリング 【メニュー】 ①カウンセリング 10000円 ②ヒーリング 10000円 ③リモートカウンセリング 7000円 ④遠隔ヒーリング (お布施) ヒーリングアクセサリー 「プレローマ」 36000円 【お問い合わせ下さい】 ①LINE:atelierkoshiki ②microcosmo.healing@gmail.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ホームページ: https://www.microcosmo-healing.co

学びの同輩

A子さんは最近まで、厳しい内省の時を過ごされていた。 ほとんど毎日お話を伺っていた。 心を埋め尽くす苦しみはすべて幼少期に根付いたもので、問題に気付くまでは自分に完全に同化しているが、問題に気付き始めると「どうして私はこんなものを持っているのだ? 手放したい、それなのに手から離れてくれない!」というような苦しい状況に突入する。 本当に辛いことだが、他ならぬ自分の手が汚れていること、血塗られていることに気付かされるのである。 そんな苦しみなんて無い方がいいですね、という話ではなく、苦しむことによってのみ、私たちは「こうではない自分」になりたいという願いを心の底から持つようになる。 それが本当の意味で、成長であり浄化なのだ。 Aさんの自問自答は長く続いたが、最近ついに霧が晴れたような印象を受けることが出来たので、ご本人の許可を得た上で抜粋しつつ引用したいと思う。 「昨日、リフレッシュをしに、友人と山に行きました。 真呼吸、瞑想、感謝、祝詞、神さまへの懇願をしながらの、山歩きになりました」 すでにこの時点で、とても良い状態に入っていると感じた。 この時、Aさんの頭の中は決してポジティブではなかったはずである。 だからこそ、これらのポジティブな思考をAさんは求め、自らの意志によって支えにすることに決めたのだ。 ルワンダ虐殺について書かれた『生かされて』という本は是非とも皆様にも読んで頂きたいと思うが、Aさんも最近これを読まれた。 その中に次の一節がある。それは 「祈りと肯定的な考え方はほとんど同じことです。 神様は肯定的な考え方の源です。 そして祈りはそれに触れる最良の方法です」 というものだ。 苦しい時、苦しみの中に埋没するのではなく、そこから抜け出た先に目を向け、意識を集中することこそが、そこから抜け出すための最良の方法なのだ。 Aさんはまた書かれた。 「働けることに対する感謝を高めること。 これをやりながら、仕事のメールでもなるべく、相手に対して感謝の言葉を伝えたり、自分のミスを潔く伝えたり、練習をしています。地味で地道な練習です。 いかに自分が相手への目が向いておらず、感謝も足りなかったことに気づき始めました。やっと今ここまできた、という感じです。」 辛い仕事もその中から引き出せる学びがあると思う。 学ぶつもりがない内は「ただの嫌な仕事」でしかないが、学ぼうと思い始

愚痴を言わなくなる練習

久しぶりに食事会を開いた。 その時出た話題で、ある方が「いつも頭の中で愚痴を言っている」と仰ったのでそれについて助言をさせて頂いた。 愚痴は出ないに越したことはない。 ところが実際には愚痴を言いたくなるようなことは人生に色々とある。 「愚痴が出ないような人生なら」と望むことは意味がない。 それは叶うはずもない願いだし、もっと突っ込んで言うと、 自分が愚痴を言うか言わないかを人任せ、環境任せにするのは良くない。 私も以前はそうで、特に自分の身に一大変化が起きた時には愚痴しか湧いてくるものがないような状態だった。 で、その助言なのだが、二つか三つの段階がある。 この手順を踏むことが大切だ。 1)一つ目はまず、座る。 思考をコントロールする上では、まずその手始めとして、 動きを止めることがとても大事だ。 動いている時、パソコンの排熱音のように思考は止めどもなく湧いてくる。 動きを止めても湧いてくるのだが、観察しやすくなる。 2)第二に、呼吸または心拍に意識を注ぐ。 すると自然と思考の速度が落ちてくる。 私はこれを真呼吸と呼んでいる。 3)そして落ち着いてきたら、脳内の言葉を「ですます調」に切り替える。 「私はあのことが嫌なのです」 「私は疲れています」 など、言う内容は何でも良い。 ただ、口調を整える。 何のためにそれをするのかと言うと、 丁寧に語る時、私たちの意識の水準は上がる からだ。 神話学者のジョゼフ・キャンベルは次のように言っている。 「自分の現在の意識は、より高い意識の低いレベルに過ぎない」 と。 つまりあなたには、もっと高い精神状態という余白があるのだ。 このことを知り、自分の意志で、〈より高くあり得る自分〉に近付こうと努めると、同じ状況に対しても、より寛容で、生産的な考えが反応として湧いてくることがしばしばある。 〈天使の声〉とか〈高次元霊の声〉は、低い波動状態ではもたらされない。 自分が背伸びをすると聞こえてきて、私たちを導いてくれるのである。 今日もお読み下さりありがとうございました。 【スケジュール】 4月24日(水)蠍座満月ヒーリング 4月28日(日)真呼吸会はお休みします 4月29日(月)10:00―11:00瞑想会(1000円) 5月5日(日)こどもの日ヒーリング 5月8日(水)牡牛座新月ヒーリング 【メニュー】 ①カウンセリング 10000円

ダイヤの指輪

4月4日に 『女らしく』という記事 を書いた。 「こんにちは。昨日のブログ、女らしくを読ませてもらいました。 相変わらずカワベさんは...女子力高いですね(笑)」 まあ、男なんですが… 「アイデアが、参考になります😁効率化、無駄を省く事に偏っていると、思いつかない発想かもと思いました。」 全てのものは固形化に向かっていると思う。 私たちの体も、心も含めて。 いつの間にか、自分はこういう人間で、こういうことしかしない、こうふうにしていれば結構、と思い込んで選択肢を狭めてしまう。 実際には人間の心も在り方も柔軟で、何かが新たに付け足されると、今までとは別の側面が出てきたりする。 いつどこでか忘れたが、女性が女を磨きたいと思うなら、まずダイヤの指輪を手に入れよ、という一文を読んだ覚えがある。 身の丈に合わなくてもまずはそうする。 するとそれに調子を合わせるために全体が上がっていくのだ。 ダイヤの指輪が必須かどうかは別として、同じ考えを私も持っている。 着物を着ると、たいていどんなに姿勢の悪い人も姿勢が良くなる。 姿勢が悪い人というのは、一つの要因を挙げれば、姿勢が悪くても気にならない服装を日頃からしているから、というだけのことだと思う。 その人の中にあった「しゃんとする」という潜在的能力は、着物を着るというただそれだけのことによって引き出される。 どんな習慣も諸々のことが噛み合って支え合って実現している。 ダイヤの指輪をはめてまさか鼻糞はほじれないだろう。 身の丈以上のものを身にまとったり使ったりすることは、自分を高く保つために必要、または控えめに言っても有益なことだと思う。 身の回りのものを選ぶ時の参考に。 今日もお読み下さりありがとうございました。 【スケジュール】 4月24日(水)蠍座満月ヒーリング 4月28日(日)真呼吸会はお休みします 4月29日(月)10:00―11:00瞑想会(1000円) 5月5日(日)こどもの日ヒーリング 5月8日(水)牡牛座新月ヒーリング 【メニュー】 ①カウンセリング 10000円 ②ヒーリング 10000円 ③リモートカウンセリング 7000円 ④遠隔ヒーリング(お布施) ヒーリングアクセサリー 「プレローマ」 36000円 【お問い合わせ下さい】 ①LINE:atelierkoshiki ②microcosmo.healing@

アストラル体の問題#3

「アストラル体なんて言われても困るんだよな。そんなものは見えないし、分からん」と思われるだろうが、有り難いことに 全てのものは何らかの形でちゃんとこの世に表れる ようになっている。 アストラル体は 1.肉体 2.服装 3.住居 に描き出されているのである。 なぜ番号を振ったのかというと、この順序で外側に展開していくことを知ってほしかったからだ。 まず部屋を見渡してみよう。 いかにも「あなたっぽい」部屋になっているだろうか。 それとも空き部屋に必要なものだけ置いてぽつんとそこにいる感じだろうか。 後者ならあなたのアストラル体の表現は弱いと言える。 もちろん、物で満たせというのではない。 少ないのを良しとする価値観もある。 しかしアストラル体が豊かな人は、所有物が少なくても、 部屋の印象にその人らしさが刻印されている。 どんなに物がいっぱいあっても、てんでばらばらの物が置かれ、統一感がなく、雑然と見えるのなら、その人のアストラル体は整っていない。 次に服装を見てみよう。 本当に好きな服を着ているだろうか。 「好き」にも色々ある。愛着、デザイン、着心地など。 いずれを重要視するかは人それぞれで良い。 例外もあるのだけれど、アストラル体が健康的な人は、ちゃんと「その人らしい服装」をしている。 部屋と同じだ。 「例外」と言ったのは、アストラル体が不安定だったり不健全、未発達な人でも時々、ファッションセンスは飛び抜けて良い人がいるので。 でもそういう人は少ない。 アストラル体が不安定な人は、だいたいちぐはぐな服、またはその人の趣味が感じられない服を着ている。 確認してみよう。 最後に肉体だが、筋肉量や筋肉の柔軟性、それと姿勢や仕草、がだいたい指標になる。 これらのことは全て改善していくために長い時間がかかるけれど、目標を定めて向かっていけば必ず成果が得られる。 ワク◯ンのシェディ◯グ問題について言うと、私の考えでは、その問題を数値化すると、1。 それに対してKさんのアストラル体の弱さが10。 結果、1×10=10のダメージを受けてしまっているのではないかと伝えた。 どちらがより問題か、ということである。 5までのダメージなら私たちの体は耐えられるとしよう。 アストラル体の弱さを5まで下げてみよう。 すると1×5=5になるだろう。 ずいぶん即物的な説明だが、だいたい言いたいことは

アストラル体の問題#2

エーテル体は他人がいくらか操作できる。 だからヒーリングには意義がある。 一方、アストラル体の操作は出来ない。 出来たら逆に怖い。 それは人間性を変えてしまうことをそれは意味する。 アストラル体は基本的に自分でどうにかしなければならない。 そのための助けをすることならば、出来る。 Kさんの場合、ただヒーリングを続けるだけでは、なかなか難しい状況から抜け出せそうにない。 助言があるので、お電話でお話することにした。 話が込み入っているので、文章では手間がかかりすぎるため。 その際にお伝えしたことを要約して、皆様にもお裾分けしようと思う。 Kさんには体調不良とは別に気にかかっている問題が一つある。 それはワク◯ンのシェディ◯グ問題なのだが、どういう状況なのか引用すると、 「妻は、娘のことで悩んでいるようです。 娘の仲が良い友達がの家庭がとにかくシェディング臭いそうです。また、娘が遊びに行くと、娘は熱を出し、その友達が我が家に遊びに来ると、我が家の全員が熱を出すため、我が家の安全のために遊んで欲しくないのですが、その友達の人格が悪いわけではないので、どうしたものかというところです。 本当のことを説明しても、それはそれで娘が傷つくの可能性があるので、本当に対処に困っております。」 このお話自体はかなり前から聞いているが、その都度、私は「仕方がないこと」と言っていた。 そういうものを最初から何も感じない人もいれば、最初は感じたがもう感じなくなった(慣れた/強くなった)人、今尚辛く感じる人、何も感じないけれど警戒している人など、色々あると思う。 参考までに皆様はどうだろうかとお尋ねしたいのでコメント欄に書いて頂けると嬉しいです。 Kさんの場合、感受性の強いご一家で、一人が影響を受けると全員共倒れになるというのだから、これは断然無視できない問題となっている。 しかし出来ることは何も無い、というか唯一あるとすれば人付き合いを可能な限り断つことしかないので、全然現実的ではない。 私はここにもアストラル体の問題が関わっていると思ったので助言をすることにしたのだった。 エーテル体は私たちの肉体の機能や健康を支える場なのだが、その外郭とも言うべきものがアストラル体なのである。 アストラル体が弱い、または傷んでいる人は諸々の外的影響(大体は負の影響)に左右されやすい。 だからこの問題を解決す

アストラル体の問題#1

長きにわたったKさんの体調不良も改善に向かい始めた模様。 その問題を3月27日の記事 『親由来の問題1』 で アストラル体の観点から説明した。 そもそもなぜそのような話をしたのかと言うと、Kさんの遠隔視をした時、どうも〈気=エーテル体〉が身動きの取れない状態に陥っていたからだ。 いつも私が遠隔ヒーリングの時「ここの箇所がこうなっているようです」とお伝えするのは、エーテル体の状態の説明なのだ。 しかし何にも読み取れない、読み取れるものがない、という場合がある。 このようなケースは少ないが稀にある。 そのような時、トレーシングペーパーを一枚めくるように遠隔視の照準を変えると、アストラル体が見えてくるのである。 予想していたことではあったのだが、Kさんのアストラル体はボロボロだった。 擦り切れた蝶の羽根とか、そんなものをイメージして頂けると良い。 私なりの捉え方だと、アストラル体はその人を取り囲む卵状のもので、それが丸く満たされている感じが望ましく、隙間だらけになっていると危うい。 「親由来の問題」は多くの場合、アストラル体に対する深刻な損傷を形に残す。 どういう実害があるのか、思いつくままに列挙してみよう。 ・感情を左右されやすい ・鬱や弱気になりやすい ・恐れや不安を抱きやすい ・体調不良に見舞われやすい ・自分の意見や、規律のある生活を保ちにくい ・状況や他者に振り回され自分のペースをつかめない などなどのことがある。 深刻化すると、悪霊憑依とか呪力獲得に至る(良い子は望んでは駄目!)のだが、そういう方はアトリエこしきの敷居を跨げないようになっているので、これについてはここでは語らない。 前回新月の時、Kさんのアストラル体の状態は良くなっていた。 ちゃんと健康状態も改善していた。 物事の順序として、 アストラル体→エーテル体→肉体に影響していく。 これを問題の深刻さと複雑さのレベルで言えば レベル1:肉体(物質的) レベル2:エーテル体(気的) レベル3:アストラル体(感情的) となっていく訳で、「あれをしてもこれをしても治らない」というのは、レベル2以上の問題をレベル1の方法で解決しようとしている時に起きることなのだ。 ヒーリングをしたらすっきり治った、というのはレベル2の問題にレベル2の方法(ヒーリング)を用いたから解決できたという意味である。 しかし「ヒーリン

イメージワーク

遠隔ヒーリングをする時、難しいな、と感じることがある。 それはその人の思考が固まってしまっている場合で、気の動く余地がない。 一説に固定観念と便秘には相関性があるという話があるが、経験的に言ってもそれは本当だと思う。 「腸は第二の脳」とも言われるが、頭が固いと腹も固くなる。 思考の詰まりが腸の詰まりとなってしまうのである。 言うまでもないことだが、固定観念を解体することは難しい。 で、どうするかということなのだが、即席の対応としてはイメージが使える。 Mさんには先日、こうお伝えした。 イメージしてみて下さい。 ・ペットボトルの栓が固く閉まっています。 ・それをよく振って泡立たせて下さい。 ・それからひっくり返してゆっくりと力を込めて蓋を開けます。 ・中身が空になるのを見届けて下さい。 今日、時間を取って試みて下さい。 私はとにかく汎用性を信じていない人間なので、これがどなたにも有効ですとは言わない。 やってみて「いいな」と思うなら、良いのでしょう。 「はて」と思うなら、要らないのでしょう。 このようなイメージワークを行うと、固着化している自分のエネルギーにいくらかの変更を起こすことが出来る。 Mさんは試みた後、ご連絡下さった。 「河邊さん、こんばんは。 今日は、新月ヒーリングをありがとうございました。 ペットボトルのイメージ、お風呂でやってみました。 ペットボトルをひっくり返して蓋を開けると、空気が入ってきて、泡がボコボコと出てきて、ジャバジャバ水が出てくるイメージでした。 また、明日もやってみます。 今日は、おかげさまで、穏やかに過ごす事が出来ました。 気持ちも深くどーんとしている感じです。 ありがとうございました。」 イメージはあくまでも「小細工」なので(高級な小細工だが!)、問題解決のためには長期的で粘り強い取り組みが求められる。 Mさんは 「今までは自分に我慢をさせて合わせていたのですが、それは違うと思い、自分の思うようにしようと思いました。怖い人に嫌なことをされても、自分に正直でいるように心がけるようにしています」 と書かれていたが、こういう考えを着実に実行に移していくことが望ましい。 そうすると最後にはイメージという方法が必要なくなる。 そこを目指しつつ、必要に応じてイメージを利用するのが良いと思う。 今日もお読み下さりありがとうございました。 【スケジ

体の苦難から学ぶ#4

肺を患われているAさんのお母様に、毎日遠隔ヒーリングをさせて頂いている。 こちらから申し出て、無償でしている。 というのは自分の良い人ぶりを自慢したいのではなくて、必要ある時には私はそうすることを、いざという時のために皆様にも知っておいてほしいからである。 「お金が足りないから助けを求められない」ということは私との間では起こり得ないことを知ってほしいと思う。 遠隔ヒーリングをお布施制にしたのは去年の今頃、蠍座の満月の時のことだったが( その時の記事 )、一年近くが経過して、やはりあれは良い選択だったと思っている。 人それぞれの事情に合わせて、柔軟で心の通った関わりが出来るようになった。 金銭面の余裕がない人もいるし、Aさんのお母様のように毎日のヒーリングが必要とされる人もいる。 これで、求める方の求める気持ちさえあれば、自分に出来る限りにおいて助けをすることが出来るようになった。 普通だったら欲深い人に付け込まれるに違いないこのような態度も、有り難いことに、ここでは守られている。 皆様、深い理解と慎みでもって接して下さっている。 時々、お気持ちを込めて普通より多い額を納めて下さる方もいる。 おかげで、お布施制は不安なく成り立っている。 皆様の深いご理解とお求めに改めて感謝を申し上げます。 Aさんのお母様に話を戻そう。 毎日遠隔ヒーリングをすると言っても「私が遠隔ヒーリングしますから大丈夫ですよ」とは私は言わない。 というのは、それは依存を助長するだけの申し出だからだ。 そんな結果を招くなら、いっそそんな善意を示してはいけない。 依存は、恐怖と逃走欲求から生じる。 実際には、怖い/逃げたいものにこそ、私たちは直面し、それによって自分の心を磨いていかなくてはならない。 それは遅かれ早かれやってくる。 やってきた時こそ、成長と反省のチャンスなのだ。 癌が怖いから藁にもすがる思いでヒーラーを頼る時、そのヒーラーは成長のための最大の妨げとなる。 Aさんのお母様には、毎日の遠隔ヒーリング以前にお伝えしていたことがあった。 その記事 を読み返して頂けるだろうか。 あれからお母様は随分変わられたらしい。 Aさんが伝えて下さった。 「河邊様、お世話になっております。 母は最近、毎日機嫌も良く、苦しいながらも元気です。 以前は不機嫌で直ぐに疲れた表情をしていましたが、最近はにこやかで、

体の苦難から学ぶ#3

Zさんにも伝えたことなのだが、 「何を食べると治り、何を食べると害になる」という発想でいる限り、病気は決して良くならない。 それは困難から逃げようとする発想であり、恐れに基づいているものだからだ。 恐れこそが、病気の根本的な原因なのである。 という訳で、バターについては思いついたから伝えたが、他に禁忌リストを作りはしなかった。 そういうものに囚われるのは良くない。 私が言いたいことの骨子は、 「癌だから→こう反応する」 というパターンに囚われている限り、決して状況は改善しないということである。 「癌」と書いたが、皆様それぞれにご自分の懸案を代入してほしい。 人間関係でも、仕事でも、お金でも、何でも。 要するに、癌相手に小手先のことは通用しない。 癌の問題は、結局、信仰の問題に帰結する、と私はZさんにお話した。 誰かがとか何か(食べ物など)が助けてくれるのではない。 逆に、そういう人や物にすがる気持ちが癌を助長するのだ。 もちろん、ヒーリングにもすがってはいけない。 頼るのとすがるのは違う。 私は別のある方に、必要を感じて毎日ヒーリングをさせて頂いている。 しかしそれだけではなく心の持ちようについても、何度か説明をさせて頂いている。 私が同じく毎日ヒーリングしたとしても、それだけならば、「いや、でも…」という疑いと恐れは必ず後から後から湧いてくる。 その感情をこそ、どうにかしなければならないのだ。 この方の場合、ご家族が心を一つにして支えていらっしゃることもあり、精神面でとても大きな変化が見られている。 どうしたら疑いと恐れを克服することが出来るのだろう。 それは感謝で心を満たすことによって、なのだ。 私たちは思い描く全てのことに対して 選択を可能とする自由意志 を持っている。 癌になった、それを悲劇と捉えるのも、成長の機会と捉えるのも自分の自由なのである。 もちろん、辛いのは分かるし、怖いのも分かる。 決して軽く見てこんなことを言っているのではない。 しかしその上で、「こんなに苦しい」と思うのも自由、「それでもこんなに動ける」と考えるのも自由。 二つの道が開かれている。 どちらの方に自分は向かいたいのか、よく考えてみなければならない。 恐怖を克服するのは根性論ではなく、合理的に考えた結果でなければならない。 悪い考え、悪い思いに力なく引きずられていくだけならば、悪い

体の苦難から学ぶ#2

この世の中の情報はあまりにも平均化され、画一化され過ぎていると思う。 東洋医学や自然療法の分野でもそうだと私は思う。 「これにはこれ」式の発想が多過ぎる。 というのは、求める人々がそれに慣れ過ぎているからだ。 勿論、そうした方式がいけないというのではない。 それらは多くの魚を捕らえることのできる網のようなもので、一つの理論が多くの人を救えるのならそれは間違いなく有効なものだと言える。 しかし一方で、全ての人は例外なく個別的である。 この人にだけ当てはまる、この人にしか当てはまらないことがあるのだ。 時にはそれを読み取らないといけないこともある。 そんな時、教科書や人から教わったことはむしろ忘れなければならない。 昨日の記事を読んで、「なるほど、癌にはバターは禁物だな」と思われたかもしれない。 しかし私は、「Zさんの場合は」と思っただけなのだ。 それ以上のことは知らない。 また、「乳製品がいけないのだな」とも思われたかもしれない。 しかし私はヨーグルトを使うのにためらいはなかった。 もしかしたらアーユルヴェーダなどの方面から、この説明が得られるのかもしれないが、得られないかもしれない。 基本的に、よく分からないものなのだ。 ハーブティーにはセントジョーンズワートを勧めた。 私は手持ちのハーブティーが何に効くのかほとんど知らない。 しかしセントジョーンズワートを求める肉体がどのような様子をしているのかということは、経験的にある程度分かっている。 「癌にはセントジョーンズワート」とは言い切れない。 Zさんの場合には、そうだったに過ぎない。 こんなことばかり言っていると「じゃあ、どうしたらいいの。結局あなたしか分からないわけ」と苛立たしく思われるかもしれない。 勿論、私は自分の直感の力を誇りたくてこんなことを書いているのではない。 私が皆様に知ってほしいと思うことは、 「求める答えが深刻になればなるほど、答えは外には書かれていない」 ということなのだ。 冒頭に書いたように、私たちは「これにはこれ」式の発想に余りにも慣れ過ぎているから、 自分の場合はどうなのだろう、と立ち止まって考える習慣をほとんどの人が持っていない。 この知力の欠如こそが、自分の心や体の行方を見失わさせてしまう最大の元凶なのだと思う。 ではどうしたら自分自身に対する正しい直感を得ることが出来るのか? それは