体の苦難から学ぶ#9
持つべき正しい心の4つ目。
私はZさんに言った。
「ヒーラーの身になって下さい。どんな人を進んで助けたいですか?」
Zさんは、はっとしたお顔になった。
その瞬間に、分かったのである。
「くよくよしている人、感謝より先に不安が出てくる人、希望を持たない人を助けたいと思いますか。助けられると思いますか?」
いつも思うことなのだが、大抵のことは子供でも分かるように出来ている。
そんなに難しいことは本当にない。
言うまでもなく、Zさんの対してヒーリングする者として私がいるが、その背後には神がいる。
誰にだって、その遠い背後には神がいる。
あなたの働きや、あなたの善意や、あなたの言葉もそうだ。
ヒーリングもそれと同列の、神の滴りの一つに過ぎない。
私たちがどんな心である時、神は助けたいと思うか考えよう。
すでに与えられているものに感謝し、それを大切にし、まだ与えられていないものについて不服を言わない者をこそ、神は愛おしく思うことだろう。
こういう人が、神からより多くの助けを得られるのだ。
神の身に立場を置き換えれば、これは誰でも分かるはずのことだ。
助かりたいなら、助けてもらえる者にふさわしい精神的態度を先に身につけよう。
「こいつ、助けてもどうせすぐに次の愚痴を言うしな」と神は言わないだろうが、そんなふうに思われるような自分でいてはいけない。
そんな自分でいたままで、「助からない」なんて愚かなことを言ってはいけない。
感謝し、信頼し、素直、謙虚であることが大事である。
私たちの心は簡単に揺らぐから、Zさんには、今後お体の静養が主で、特に忙しく過ごされる予定でないのなら、一日に数回アラームをかけ、そのアラームが鳴ったら、心の状態を確認し、その都度清めるようにされると良いとお話した。
そうすればその瞬間に、私のヒーリングが届くことになる。
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