体の苦難から学ぶ#5
『体の苦難から学ぶ』という記事を先日書いた。
今しばらく、この話題を続けよう。
先日から、Zさんには毎週アトリエにお越し頂くことにしている。
癌という困難な状況に直面している時、お伝えすべきことはいくらもあるが、一度や二度の対面ではとても全てを語りきれない。
ご当人の理解が深まっていくにも時間がかかる。
今日はまた、Zさんにお話したことから皆様にもお裾分けをしようと思う。
表情も先日より晴れやかになっていた。
一方、医者からの診断は予想よりも厳しいものだった。
慰めは言わない。
それよりもすべきことがある。
「しかしこうなったのも、私の非なのですよね」
「それはその通りです」
Zさんは深く反省されているご様子だった。
心当たりもあるようだった。
その上で私はZさんに言った。
「物事の起こりには〈原因系〉と〈目的系〉があります。
ご自身の非によって病を得たということは原因系の事実認識であり、それは間違いではありませんが、もう一つの目的系の方が残っています。
癌を得たからこそ、学べたのではありませんか。
癌を得なかったら、学べなかったのではありませんか。
この癌は学びという目的に向かっているのだと考え、今日からはそちらの方に関心を向けて下さい」
このことを認識し、更に正しい心を持つことが出来るならあなたは大丈夫だと私は言った。
これもまた気休めでもなく慰めでもない。
実際、ヒーラーとしての経験から、そう判断したのである。
ではその「正しい心」とは何かということを次回お話しようと思う。
今日もお読み下さりありがとうございました。
【スケジュール】
4月28日(日)真呼吸会はお休みします
4月29日(月)10:00―11:00瞑想会(1000円)
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