子供の眼力
子供と一緒に学んでみたい。
子供と同じ目線に立つと、今までとは違ったものが見えそうだ。
そこで恐竜図鑑を買った。
これを見ながら絵を描こうと思った。
トリケラトプスがどんな姿をしているか、漠然とは知っていても確かに思い描くことは出来ないものだ。
更に欲を言えば、こんなふうにすることで、子供に、絵を描くという行為に親しんでほしいとも思っている。
昔聞いた印象的な話。
父親がアメリカ人、母親がドイツ人の子供が、
「子供の頃には男は英語、女はドイツ語を喋るものだと思っていた」
そして当然のようにバイリンガルになった。
こんなふうに、あらゆることを当たり前のこととして世界観に取り込んでいくのが子供というもの。
かと言って、絵を描く習慣を子供に押し付けたい訳ではない。
子供が喜ぼうと喜ぶまいと、私自身が自分のために描いている。
私は欲張りなので、もう一つの願望を持っている。
細部を描くことで、子供の目を細部に促せるかもしれない、と。
教育パパである。
しかし私はまったく子供の認識力というものを過小評価していた。
上の絵を見て、「ティラノサウルス」とすぐにまどかは答えた。
驚いた私は次の絵を見せた。
「ステゴサウルスのしっぽ」と即答。
細部にも目が行けば…なんて思っていたのは、全く私の思い上がりだった。
細部が見えていないのは私の方だった。
ステゴサウルスの尻尾がこんなふうになっているなんて、図鑑で見て、自分で描くまで知らなかった。
子供は全体を見ているようで細部も実に正確に見ているのだ。
子供の心に近付いて、子供と同じように世界を見てみたいものである。
コメント
子供の興味や関心から学ぶことは多い、と私も感じます。
ありがたくも子供と過ごす時間が私は多かったので(今も?)、
絵画に全く興味がなかった私は美術館が好きになり、まさかの
登山デビュー、今はクラシック鑑賞を楽しんでます。
子は興味があるようだけど私は特に、、ではなく、
トーマスでも魚図鑑でも楽しんでみると世界が広がりますし、
知らなかった世界に触れることができ、良いですよね。
ブレーキのタイミングを間違えなければ、教育ママやパパになることは
悪いことではないと思います。私もとても教育ママだと思います。
新しくまたこちらのブログもよろしくお願いします。
それは本当に子育てを通しての大変化でしたね。
子供の関心傾向にここまで同化するのも蠍座の真骨頂かもしれないですね。
一緒にどんな体験が出来るのかとても楽しみです。