安心の基礎は心の内にある
Kさんの体調が思わしくなかった。
ご自分なりに対処されていたのだが功を奏さず、ヒーリングをご依頼された。
根底には心の問題があると感じた。
「体ではなく心の方をほぐしてみて下さい。何か思い当たりませんか?」
と私は尋ねた。
―という洞察を得られていることがまず素晴らしいのですが、私はこうお返事しました。
「「以前とは違う」ということを認識することが鍵ではないかと思います。
これは実際そうかというよりも、そういうふうに信じられるかどうか、です。
もう以前のようにはならないし、今はもう大丈夫、と。
その上でゆったり構えるということが出来ると良いのだと思います」
状況は日々、とは言わないまでも年単位で確実に変わっている。
これを曇りなき心で把握し、自分に修正を加えていくことが大切です。
本当に、今の自分は過去の自分とは違いますからね。
「そういう自信のなさ、本当に自分の課題だと思います。
ありがとうございます。今向き合わないとならない課題に気づくことができました。
『安心した構え』みたいなものを作っていくことは他者と関わる上でも大切ですね」
「安心」の拠り所を、つい外に向けてしまいがちである。
でもやっぱり、安心の基礎は心の内にある。
良い意味で、理想を低くすると良いのでしょうね。
「これで何とか回っているのだから、これで大丈夫」と。
すると、ほのほのと深い所から新たな力が湧いてくると思います。
実際、Kさんの場合はそれによって、首〜肩の緊張が軽減するようです。
コメント
自分の中に二役は本当にそうですね。
そのことに気付いて自分自身を客観視し、より生産的と思える方に方向づけることが大切だということですね。