子供の心と〈他者〉
月に一度以上の頻度で会っている姉だが、我が子まどかに会うのは二年ぶりのことだった。
その時の様子が面白かった。
外部から人が来たので、勇んで〈自分の〉色々なものを見せたがった。
「あとね、こんなのもある」と言って、普段は目もくれないようなものまで取り出しては姉に誇らしげに見せている。
お父ちゃんにも見せたことのない、〈へんしんポーズ〉なんかもして見せる。
なるほどなあ、と思った。
こうして、人は他者に会うことによって自分を輝かせることを欲するのだ、と。
そしてその自己主張はまったく本能的なものなのだ。
おとうちゃんとの間では、情報を充分に共有している。
そこには当然ながら、自分を示すべき〈他者〉が存在しない。
時間の全てが〈自己〉というようなものだ。
他者との出会い、他者と過ごす時間こそが、自分が何者かということを自分自身に教えてくれる。
考えてみたら、それはすっかり自分にも当て嵌まることだった。
しかし他者というなら誰でも良い訳ではない。
「おとうちゃんのおねえちゃん」だったから上のような反応になったので、見ず知らずの人だと拒絶的になる。
先日はご近所の方とお話していたら「おはなししないでえ」と言って泣き出したし、公園では知らない子供との間に明らかな心理的距離を取っている。
自分を好きになってくれる確かさのある相手にだからこそ、「ぼくの」全てを見せたくなる。
これもやっぱり、自分にも当て嵌まることだと思った。
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コメント
色々、お姉さんに披露しているまどかくん、かわいい!
子育てを「自分の人生を忙しくする大変な存在」と捉えるか、
自分の姿を照らす磨かれた鏡と捉えるかで、暮らしは変わって
くると私は思います。
私は恵まれていたので、経済的な心配をせずに子育てに専念できたので、
息子から学んだことや開けた扉はたくさんあったように思います。
登山、絵画、クラシック鑑賞、本作り、読み聞かせ、、
今は大学進学に向けて頑張り出した彼の姿を見ながら、私もまた経済的自立を
目指して頑張ろうと思っています。
コメントありがとうございます。
沢山笑わせてくれる先生です。
子供は目を瞠るようなことも、思わず頭を抱える難しいことも色々と見せてくれます。
会うたびに、勉強させられます。
親にとっての道の扉を子供が開いてくれるのは本当に素晴らしいことですね。
もう大学進学準備ですか!
これからがますます楽しみですね。