オーラは見える

冬が終わろうとしている。
名残惜しいことである。
冬はストーブを焚く。
その上で薬缶がカタカタと音を立てている。
そんな季節ともお別れかと思うと、毎年残念な気持ちになる。

週間天気予報を見たら、火曜日辺りから気温が上がるようだった。
季節の変化を、体は鋭敏に感じ取っている。
だから季節の変わり目には風邪を引いたりもする。
気分も変わる。
春が来ると、木々の芽吹きと調子を合わせるように、何かやる気が湧いてくる。
冬の間は、やはりまた固い蕾のように、己の内に沈潜している。

ある朝、いつものようにシャツに袖を通すと、違和感を覚えた。
この服ではない…と感じた。
そのシャツはクリスマスを思わせるような、温かな柄物だった。
これが唐突に、厚ぼったく感じられた。
鏡の中に、いるべき自分がいない気がした。

なるほど、季節が変わったんだな、と思い、白のシャツに変えるとしっくり来た。
白のシャツは、冬の間中、着る気がしなかったものである。

オーラは目に見えないというが、こうして服の形で確かに可視化されている。
ここで私が言いたいオーラは「あなたは紫…」というようなことではなく、天地自然の移ろいと呼応しながら日々変化し続けるオーラである。

このことに気付いたので、「今日の服」を選ぶのが毎日楽しみになっている。

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