体の苦難から学ぶ#10
あまり軽率におだてない方が良いとは思うのだが、Zさんは信心のセンスがお有りだと思う。
神への感謝と言って、すぐに腑に落ちる人と、そうはならない人がいる。
もちろん、個人差だけでなく、タイミングもある。
癌転移が明らかになってからZさんは随分、ものを見る目が変わったと仰った。
深くなったのである。
私が色々助言した中でも特に、「癌は信心の問題」ということが一番響いたご様子だった。
転移の診断は予想よりも厳しかったにもかかわらず、Zさんの表情は沈んでおらず、むしろそれまでよりも明るく澄んでいるように見えた。
それは絶望していない人の顔だった。
私は「正しい心を持てば大丈夫ですよ」と言ったが、最後に、なぜそう言ったのか説明しよう。
これまでに4つのことをお伝えした。
・原因ではなく目的に気付く
・具体的に反省し、改善する
・損得を考え、選択する
・救う神の身になって、心を清くする
Zさんのように追い込まれていない人にとっては、こんな深刻な「やることリスト」には悲鳴が上がるかもしれないが、Zさんにとっては救いの糸である。
具体的にこんなにやるべきことがあるということは、それだけ改善の余地が多く残されているということなのだ。
何も打つ手がないのではない。
打つ手がこんなにあるのだ。
もちろん、即物的な考え方をする人たちは歯牙にもかけないようなことだ。
「所詮、考え方の話じゃないですか。具体的な医療処置はどうするんですか」と。
しかしそのような人たちの相手をするのはやめておこう。
自分のこの考え方が癌を招いたのだ、ということはZさんご自身が語られたことだった。
何よりもまず先に心がある。
だからこそ、考え方を変えるということに、大きな可能性が残されている。
その上で、医師の助けを受けつつ、私もヒーリングを通して出来る限りのことをさせて頂こうと考えている。
精神の改まる所に必ず未来は拓ける。
5月5日(日)こどもの日、10代までのお子様対象で無料のヒーリングを致します。
是非ご利用下さい。
コメント