苦しい時の対処法2
苦しい時に突然じたばたしても始まらないので、日頃から備えておかないといけない。
それは心を養うということ。
で、これは経験論なのだが、「折り目正しく暮らすこと」が何よりの備えになると思う。
その方には、こう助言した。
「おうちにいつ誰が来てもいいようにして下さい」
髪の毛も、服も、部屋も。
何であれ、「形」を整える時、「心」を使っている。
「まあいいや」の心は、見える形で表れている。
散らかったままの部屋や、しわくちゃの服という形を取っている。
同じ心が、自分の心に対しても同じ「だらしなさ」を見せている。
自分の心の中に湧いてくる雨雲を、「まあいいや」で放置することを許してしまうのだ。
これは論より証拠の話だから、興味のある人は試みてほしいと思う。
よく、「カワベさんはいつもちゃんとした服を着ている」「いつもお家の中が綺麗で」と言って頂く。
以前の私はそうではなく(と言っても、人はそんなに細かいところまで見るわけではないので「いや、前から綺麗でしたが」と言って下さるのだが、隙だらけだったことは自分自身が知っている)、とにかくすべてだらしなかった。
その関連で、心も揺れ動きやすかった。
ちゃんとするようになって分かったことは「ちゃんとすることには比類のない効用がある」ということ。
そして「これはもっと早い内に知っておきたかった」ということ。
これもまた、「部屋を綺麗にして服にアイロンをかければ、すぐに悩みとオサラバ」みたいな即席の対処法ではない。
年単位で少しずつ変わっていくことなのだ。
振り返った時に、それが良い習慣だということは分かると思うので、お勧めしたい。
お部屋の写真を撮ってみて下さい。
するとOKかどうか、一目で分かります。
なぜか、肉眼ではこれが分からない。
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