ひとのために、私にできること1
Zさんは長らくの在京を終えて、帰郷されます。
その後について思い悩むことがあったとのこと。
簡単に言うと、「私の人生はこれから先、養生するだけのことになるのか」と。
それは守勢の人生であり、いったい何を生き甲斐に、というのが心をよぎったのだと思います。
生きていくためには「自分のしたいことをすること」と「人の役に立つことをすること」の二つが必要だと思います。
バランスの配分は人それぞれでしょうし、人によっては両者が絶妙に融合しているということもあります。
ご病気の身でも、好きなことに没頭することは出来るでしょうが、賃金労働が出来ないとなると、なかなか人の役に立つという機会を得ることが難しくなります。
賃金労働は皆様、嫌だ嫌だと思うでしょうが、こうして私たちは人の役に立つ機会を与えてもらっていますよ。
そうでもなければ私たちにとって人の役に立つということは、そうやすやすと出来ることではないのですから。
「稼がないといけない」というのは、人の役に立つための良い口実なのです。
勿論、賃金労働が全てではありません。
家庭内にも沢山の仕事があります。
しかしすぐにエネルギーが飽和しやすい、(自他ともに)認められにくいという点で、なかなか難しいものです。
やはり外部の他者と関わることが大切になってきます。
そこで私は一例を挙げてアドバイスをしたのでした。
「今は良い時代です。
良い思いさえあればそれをインターネットに乗せて人に伝えることが出来ます。
あなたの中に湧いた、または入ってきた良い思いや考えや、本で読んだり、話に聞いたりした知恵の言葉などを書いて、誰かの目に届ける努力をしてみて下さい。
それは私が毎日このブログでしている原点でもあります。
私はたまたま17年間もそれを続けていますが、その基本は「良い考えを誰かの役に立てたい」という意識です。
あなたにもそれが出来ます」
勿論、SNSの利用というのは一例です。
想像力を広げれば、色々な役立ち方があります。
きのこが胞子を飛ばすように、花が花粉を飛ばすように。
あなたの中にある良いものを、どうしたらほんの少しでも他人に届けることが出来るのか、考えてみて下さい。
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