人間関係改善のたった一つの道2
誰彼構わず自分の全てを晒すべきだと言っているのではありません。
明らかに話が通じるはずのない人や、不特定多数に対して自分の奥深い悩みや大切な信念を打ち明ける必要はありません。
それはただの自滅行為です。
ただ、家族のように決して縁の切れない人や、それなりに深い仲にある人に対しては、自分の本当の姿を明らかにしておくのは、熊よけの鈴のようなもので、あなた自身のためにも必要であるし、同時にそれなりに相手のためにもなるものです。
例えば私は両親にも姉にも、自分が神から力を授かって、神の導きの下、この仕事をし、人生を送っていることを明らかにしています。
「そりゃ、カワベさんはね」と言わないで下さいね。
私も以前は出来なかったのですから。
努力して、一線を踏み越えて、明言するようにしたのです。
すると家族は意外にも彼らなりの理解を示してくれました。
もし私がこのような自己開示をしなかったら?
何をして、どういう考えで生きているのか親は分からず、不安に、不満に思ったことでしょう。
事実、以前はそうだったのです。
私が私の本質を隠していたために、いつまであんなうだつの上がらない生き方をしているのか、そもそもあのやっている仕事は何なんだ、と思われていたと思います。
親は神や天命や見えない力の働きを、もちろん私のようには理解していません。
私はそれを求めていません。
しかし私がなぜ世間の人と違うのか、ということに対して私が行った表明は、それなりの納得と信頼を与えるのに充分な働きをしたと思います。
私は父の関係はかなり不穏で、かつてはお互いに不快なものだったのですが、最近、とても良い関係を再構築することが出来るようになったと感じることが出来ました。
あなた自身が自らを説明することなしに、誰かが都合よくあなたを理解してくれるとは思ってはいけません。
それは絶対に起こり得ないことなのですから。
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