自律神経失調症3
現状のストレスについ目が行きがちなのですが、そこに注目するのは得策ではないと思います。
勿論、減らせるストレスは減らしたら良いし、そうして状況を改善していくことも出来ますが、「現在の問題は現在だけから来ている」と考えると、いつまでも経っても状況を改善することが出来ません。
現在の問題は過去から来ていることがほとんどです。
Kさんは私のアドバイスに対して、
「なるほど、過去のストレスですか。
「なるほど、過去のストレスですか。
確かに、積み重ねでそうなっているわけでしょうから、そこを見る必要がありそうですね。
今のストレスは減らさないで良いというのは、これまで耳にしなかった発想です。
このお話をもとに、色々考えてみます。」
ストレスのパターンを詳しく検分すると「今に始まったことではない」ということが必ず分かるはずです。
遡れば子供の頃から、似たようなストレスに晒され続けていたはずです。
これは轍(わだち)のようなもので、同じ溝がある限り、そこに車輪が嵌まるようになっているのです。
ではそれをどうやって変えていく、という話の前に、私自身が自律神経失調症だったと思うので、私のケースを簡単にお話しましょう。
私はこの手のことで医者を頼らないので自己診断でしかないのですが、だいたい次のような症状がありました。
・睡眠障害(眠れない/入眠時に頭の中で轟音がする/入眠時に全身が虫の這うような不快感を覚える)
・気候に関係なくランダムに発生する激しい寝汗
・重度かつ長期的な下痢
と言ったところです。
そしてそれと関係していたのに違いないのが、
・過度の被害者意識、自己否定、自己禁止、悲観
・生活の規律の不足
・全身の筋肉の緊張
・姿勢の悪さ、言葉の悪さ
だったと思います。
「何をどうしたら楽になる/治る」の前に、「何が何と繋がっているか」を窺い知ることが大事です。
まずは観察、そして把握ですね。
回り道のようですが、それが一番良い方法だと思います。
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