家族問題を解く2
家族問題について思い悩む時、真っ先に思い浮かぶのは「他人の非」です。
「あの人がああだから」「あの人がこうしてくれれば」なのですが、それを思っても、また主張しても、驚くほど現実は動かないものです。
というのは結局、私たちの状況は「私」という人間の写し絵だからです。
つまり私が変わるしかないのです。
その結果として、状況が変わる、ということが起こり得ますが、私が変わらないまま状況だけを変えようとするならば、苛立ちや怒りが募るばかりで、しかも何十年経っても何も事態は進展しません。
どういうふうに自分を改めたら良いのかということに関する簡潔な、そして普遍的な説明は恐らく存在し得ないです。
あったとしても「はい、分かりました」と言うほどあなたは(私も)素直ではないでしょう。
だから即効性の解決法などというものを頼んではいけません。
しかしその上で、回りくどい解決法ならば、いくらかお話できると思います。
それが何かと言うと…今日は特別に厚顔無恥を承知の上で敢えて言ってみようかと思うのですが、このブログを読むこと、読み続けることです。
昨日の記事でYさんにお話したようなことは、なかなかどこででも聞ける話ではないのです。
と言っても、そういう話を出来るのはこの世に私しかいない、と言うのではありません。
沢山、おります。
ただ、あなたの人生には多分、このブログだけが、そういう着眼点を直接的に伝える場所でしょう。
人と人、人の情報の出会い方というものは、そういうふうに出来ているのです。
どんなに自分の悩みを人に話した所で、自分と全く異なる着眼点を明瞭に伝えることの出来る人に出会わない限り、「でしょ?」の連続です。
でもどんなに友人知人の同意や励ましを得た所で、現在と同じ方向に意識が向いている限り、状況は進展も改善もしません。
方向を変えなくてはいけないのです。
同じ方向の努力を続けるのは時間の無駄です。
その方向が間違っていることは既に過去が証明しているではないですか。
私がしていることはだいたい、発想の向きを変えることです。
そっちじゃなくて、こっちを見るんですよ、と。
すると(理想的には)一気に見晴らしが良くなる角度が1°くらいは誰にも与えられているものだと私は信じています。
その後はもちろん、あなた自身の素直さや忍耐力が試されます。
Yさんはとても直感的で、また素直で、世の中一般と全く異なる意見がぶつけられた時にも柔軟に対応できる人なので、先日の助言は有効でした。
このブログで書かれていることはだいたい「世の中一般と全く異なる意見」です。
だからこそ日頃からそういったもう一つの視点が存在し得ることに慣れてほしいと思っています。
それがブログを読むことを上にお勧めした理由です。
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