言葉が心を作る2
最近英語の話題が多いですが、私の趣味と皆様の実益を上手く折り合わせたいと思いますので、どうぞお付き合い下さい。
言葉はとても大切なものです。
というのは言葉は認識の窓であり、体験の内容を左右するからです。
分かりやすい例を上げると、
「ごはんを頂く」
「ごはんを食べる」
「めしを食う」
の間には、全く異なる主観的体験があるのです。
言うまでもなく、食事に対する感謝の度が高いほど、言葉は丁寧になります。
食事をするのは腹を満たすためだけのことだと思えば、どんなに粗雑な言葉でも構いません。
このように言葉には「事実に関する叙述」と「主観的体験に関する叙述」があります。
ヒーリングの話に繋げると、私たちは結局のところ、自分を大切にする―その意味する所は、自分という生命存在の大切さを自覚するということですが―ことを霊的目標に掲げて生きています。
そして「大切」という関わり方は、特定の対象のみに向かうのではなく、全てに漏れなく及ぶものです。
ですから自分を大切にする人は、食事を大切にしますし、言葉を大切にします。
同じように他者を大切にしますし、体験を大切にします。
必然的に、敬語、丁寧語が、その人の語る言葉の中に増えていくのです。
もしご自分の言葉が粗雑だと思われるならば、丁寧な言葉づかいを少しずつ始めていくことをおすすめします。
これはお高く留まるとか上品ぶるということではありません。
それと注意点としては、身の丈を超えてやりすぎるとおかしく聞こえます。
自分にふさわしい言語表現は自然と自分自身が見出すものです。
言葉を丁寧に使うことが最終的に幸せに繋がっていく、ということを是非考えてみて下さい。
そして実行してみて下さい。
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