友4
人生には明らかに波動の段階というものがあります。
一方では浅い友だちと付き合って、他方で深い友だちを求めるというのは不可能なのです。
つまり痛み苦しみを伴わずに前に進むことは出来ません。
素直になるためには必ず痛み苦しみが体験されます。
あなたが本当の姿を示した時、軽蔑したり冷笑したり余計なことを言う人は、この痛み苦しみの体験の実例です。
その痛み苦しみによって「だから本心は語らないことだ」と考えるのはもったいないことです。
「どうせ長続きしない縁の人が去っただけだ」と思って、ますます素直になっていくのが良いと思います。
本当の友だちが出来たとしても、人員整理はまだまだ続くのです。
「この人こそは本当の友だちだと言えそうだから、波風を立てないようにしよう」などと思ったら、その関係は終わりでしょう。
人生はいつも試練です。
「本当の友だちであるならば、この話もそのまま聞いてくれるに違いない」と思って打ち明ける時、それが本当の信頼になるのです。
私はいつもそうしていますし、その結果として、友だちに対する感謝と信頼は年々増しています。
しかしどこまで言っても、いつまで経っても、人間関係の問題は発生します。
それは時々やってくる自然災害のようなもの。
最近も、実はありました。
何事も代償があり、正負の両面があります。
例えば私が自分の苦しみや痛みを時々皆さまにもお伝えするのは、それが皆さまに何らかの形で参考になればと思うからです。
そして実際「聞けて良かった。カワベさんも頑張っているんですね。私も頑張ります」という反応を頂きます。
それこそ、私の願っていることです。
でも中には時々、私の悩みの対象や悩みそのものを即悪と考える人もいます。
もちろん、そう捉えるのもその人の自由です。
でも、私が付き合いたい相手ではありません。
こんな時、「また切らねばならんか」と憂鬱にはなるのですが、調子を合わせても仕方がないので切らせて頂きます。
前回(だったか?)「自然と切れます」とは言いましたが、切る決心は自分でしないといけません。
皆さまも、時にはばっさりといかがですか。
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