脳の真の力2
無駄なお喋りをしている人は、真実の言葉を語れませんし、聞けません。
無用に味付けのしつこい料理はむしろ味覚の喜びを奪います。
無益に考える人は、決定的な信念を持つことが出来ません。
脳も同じく、無駄な、浅い、小さな動きによって、実効的で、深く、大きな動きを抑止されています。
雑念は問題解決のための最大の障壁となります。
そこで無念無想、瞑想ということが必要になってくるのです。
問題が極まったと思われる時、私たちの脳は忙しく回転を始めます。
これは、生物学的な、仕方のない仕様だと思います。
先読みをしたり、後悔したり、他人の落ち度や自己正当化の根拠を探し回ります。
しかしそういうことをしても、全く問題は解決しません。
むしろ泥沼に嵌っていきます。
そうではなく、問題が極まったと思われる時こそ、心を決めて無念無想になることなのです。
時間は短くて構いません。
完全な無念無想、脳の真空状態を作ることが大切です。
とまあ、こう言うと、それによって即座に変化が起きたり閃きが降ってきたりするように期待されるかと思いますが、期待してはいけません。
その期待が邪魔なのです。
ある意味、無責任になるくらいが丁度良いです。
「私にゃもうこれはどうしたらいいか全く分からん。脳の深層の機能に任せよう。あとは知らない!」
という感じで、不快な感情という現場から離れてしまう。
これが解決の鍵です。
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