人生後半
最近、時間が惜しまれてきました。
と言っても、気忙しくなっているのではありません。
時間を大切に使いたくなってきたのです。
人生も後半に入りました(43歳)。
40代に入ると本当に、深く、渋く、脳の構成が変わってきたのを感じます。
焦らなくなり、求めなくなり、待てるようになり、また内省力が増し、持久力が増し、計画実行能力が増し…
勢いや鋭さや俊敏さが失われたのと引き換えに、別のシステムが立ち上がってきています。
すると自然と、30代までの目標や達成基準や不満といったものが、別の何かに変わっていくのです。
この変化を感じ取り、それに順応し、有効利用していくためにも、老い(少なくとも老いに向かう道の初め)に対する自覚は必要だと思います。
例えば英語なのですが、以前の自分はこう考えていました。
「言語コミュニケーションというのは結局会話なのだから、会話ができなければいけない」と。
そしてこれは当たり前のことでもあり、また一般論でもあります。
でも、私はそれが自分の目標にならないらしいことに気付きました。
一方、英文の読書は楽しく、大変だけれどいくらでも続けることが出来ます。
簡単に言うと「聞く」訓練は「やらなきゃ」なのですが、「読む」訓練は「やりたい」なのです。
どうせやるなら自分が自然とのめりこめることをしたい――
冒頭に述べた「時間を大切に使いたくなってきた」というのは、そういうことです。
皆様はいかがでしょうか。
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