人生後半3
振り返ってみると、自分の人生にはあり得なかったことを求め続けてきたものだな、と思います。
勿論、それは結果として分かったことですし、「いや、まだ分からないじゃないですか。続けていけばきっと」と言う人もいるかもしれませんが、こういったことは観察していれば自然と分かるものです。
すぐ叶わないことは、だいたいいつまでも叶わない。
100%の確信ではありませんが、私の経験論です。
勿論、一方では予期しなかったことが起きることも、あります。
そちらの方の可能性は充分に開いておきつつ、私がここで言いたいのは、自分の、自分だけの人生のパターンというものがどうやらある、ということです。
そして脇目を振らずにそのパターンを信じ、貫くことがいかに大切か、ということです。
なんだかんだと人と世間と、自分を見比べています。
そして皆が持っているものや成し遂げたことを自分が持っていない、為し得ていないことに、落胆したり憤ったり苦しんだり…
でも、そういうのはもう無用だと思うのです。
「自分の人生はどうもこうらしい」ということを、諦めの気持ちではなく、受け入れること。
すると、この新しい視点を得たことによって、意外と――自分の人生には叶っていることや確保されていることが多い、というかそういうことに満ちていることに気付きます。
これは羨望の終わりであり、同時に感謝の始まりです。
そして自分には縁のないものをきりもなく求めることをやめ、自分に与えられているものを大切にしていこうという気持ちが湧いてくるのです。
コメント
いつも大切な気付きを有難うございます。
コメントありがとうございます。
受け入れるのは本当に難しいこと、でも、そのとおりですね。