人生後半5
自分の人生を受け入れる、というのは、とても難しいものです。
一人に与えられる人生は一個なので、実は他と比較できません。
「あの人みたいに」と言っても、「あの人の人生」をもらった時に、それが自分にとってプラスになる保証はありません。
いつも思うのですが、「お金があったら」という望みが叶わない、その裏には必ず「おまえは絶対無駄遣いする」という戒めがあります。
だから必要最低限のお金しか与えないというのは、神の配慮です。
神と言うと非難がましい気持ちになってしまう人は、ハイヤーセルフと思って下さい。
つまり自分を戒めているのは、「より正気の自分」です。
また「みんなみたいに」と言う時、それはただの空想です。
みんなみたいな人生なんてものはあり得ません。
私自身の話をすると、色々と、まさかこうなるとは思わなかったことの連続でしたが、数年かけて格闘した結果、今では受け入れることが出来るようになりました。
でもそれは私が成熟しているから、鷹揚だから、忍耐強いから、ではなく、むしろその逆で、とても未熟で、固執し、憤りに駆られ、他人を責めがちでした。
だから自分が変わるためには本当に努力が必要でしたが、その経験によって、本当に努力すると、この辺りの精神構造は変えることが出来ることもまた分かりました。
世間並みの幸せがほしい、と願う時、私を戒めたのは以下のユングの言葉です。
「正常であることは、成功を得られなかった者にとっての理想である」
ユングの主張において、「成功」とは、世俗的達成のことではありません。
「自分になる」ということです。
明日は天秤座新月です。
ヒーリングのお申込をお待ちしております。
今日もお読み下さいましてありがとうございました。
【スケジュール】
10月3日(火)天秤座新月ヒーリング
10月17日(木)牡羊座満月ヒーリング
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