人生後半6
多分私たちに必要なのは「自分という存在は本当に変わり者なのだ」ということを認めることです。
絶対に、誰かのようにはなれないのです。
皆が楽しんでいる(ように思われる)幸せを得ることは出来ないのです。
代わりに、自分だけの特権的な幸せを享受することが出来ます。
しかしそのためには自分自身の特異性に対する正しい認識と相応の尊重を持たなくてはいけません。
「標準」「正常」「一般」といった概念の前に、自分の価値を貶めてはいけないのです。
人によっては本当に歪だったり不完全な自己像または人生を見出すことになります。
私なんかは、本当にそうです。
どうしても「普通」が得られません。
でもそれは失陥ではないです。
逆に冷静に考えれば――
普通じゃないからヒーリングなどということが出来るのでしょう。
でも、ヒーリングだけが特別だというのがこの話のオチではありません。
誰もが、特別なのです。
ただその特別性に気付きもしない人、それを脅威と思う人、押し殺そうとする人、それを活かそうとする人、それに自分を導かせようという人――いろんな人がいるだけです。
「私は特別なものを持っていないから当て嵌まらないだろう」ではなく(そう考えても良いですが)、「私も特別なんだ」と認めた時、そこから、何か特別なものの芽生えが始まると思います。
私もまたかつてそのことに気付いて、それから後にヒーラーになったのでした。
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