3心のままに
「心のままにある」ということが、私には難しい。
余計な頑張りや物惜しみがすぐに混入してくる。
例えば英語の本を読む。
折角努力してここまで読んできたのだから、読み始めたものは最後まで読まなければ、と思ってしまう。
こういう思考回路は幼少期に仕込まれたに違いない。
でも実際には途中で既に心が離れている。
先日読んでいた本は、かなり感動的と謳われている、苦難からの成功物語だったのだが、描かれている風景のあまりの波動の低さに、嫌悪感が募ってきた。
それで、こんな人間事情を私は知りたくもない、と思ったので、読むのをやめた。
最近、やっとこの辺りに関して、自分が勝手に作り上げたノルマよりも、自分の気分を優先できるようになってきた。
好きなことをしているのだから、好きなようにやれば良いのだ。
「折角なのだから、途中で辛くても頑張る」
「折角だろうと、嫌ならやめる」
どちらも正しい。
使い方次第なのだと思う。
でも私自身に関して言えば、これまでずっと前者でやってきて、あまりそれが自分に報いることがないと経験的に学んだので、これからは後者の路線で行きたいと考えるようになってきた。
今日もお読み下さいましてありがとうございました。
コメント