14 贈り物2
贈り物の本質は、「相手のためを思う」ことに尽きると思う。
「贈り物」と言って私が真っ先に思い浮かぶのは、『くまのプーさん』の中で、くまのプーとコブタが、イーヨーに贈ったプレゼントである。
おかしなことに、前者は空っぽの壺で、後者は破れた風船なのだ。
イーヨーが誕生日なので、二人は何かプレゼントしてあげたいと思った。
二人はそれぞれ手持ちの蜂蜜と風船を思いついたのだが、プーはうっかり中身を平らげてしまい、コブタは転んで風船を駄目にしてしまった。
でも時間もないし、他の選択肢もないので、面目なさそうにイーヨーにそれらをプレゼントした。
イーヨーは全然構わなかった。
そんなことより、自分の誕生日を覚えてくれていて、そのために何かしたいと思ってくれたことが嬉しかった。
そしてイーヨーは、空っぽの壺に破れた風船を入れたり出したりして楽しく誕生日を過ごしましたとさ…という話なのだが、ここに贈り物の本質がある気がする。
その本質とは「思い」なのである。
ほしいと言えば買ってもらえる――それも有り難いことではあるけれど、「これがほしい」の気持ちは、貰う側にある。
一方、「これをあげたい」の気持ちは与える側にある。
与える側に気持ちがある時、それを贈り物というのかもしれない。
今日もお読み下さいましてありがとうございました。
今日は牡羊座満月ヒーリングです。
ヒーリングのお申込をお待ちしております。
それと、11月2日(土)に久しぶりにアトリエで瞑想会を開きます。
代わりにオンラインはありません。
対面でないと実現しない特別な内容になると思います。
参加費は5000円です。
【スケジュール】
10月17日(木)牡羊座満月ヒーリング
10月19日(土)瞑想会、オンライン、9時、1000円11月1日(金)蠍座新月ヒーリング
11月2日(土)瞑想会、アトリエ、5000円
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