16 自分好みの方法で
最近、逆立ちが楽しい。
筋トレというと、今まで懸垂、ダンベル、腕立て伏せをやって来た。
しかしどこかで飽きてしまう。
飽きても頑張る…ではなく、それは心にぴたっと来ていないサインなのだと思う。
ピアノもそうで、最初はバッハを弾いていたけれど、飽きてしまった。
世界中の音楽愛好家にとって、違法の発言。
しかしそう思ってしまったのだから仕方のないことだ。
(ちなみに、バッハに飽きたのではなく、バッハを弾けるようになる試みに、飽きたのだ。)
どうも自分がやりたいのはこれじゃないと思って、自作曲の編曲と練習を始めたら、これは飽きない。
このように心にぴたっと来るかどうかは、営みを持続するために必要な内的条件だと思う。
筋トレに話を戻すと、これまでに試みた方法はどれも「やらねば」だった。
やらないで済むならやりたくない。
しかしやらないままだと筋肉が自然退縮していくばかりなので、頑張って続けていた。
で、そんな時、やらないで良い口実をよく探す。
一方、逆立ちは「やりたい」と思う。
これは単純に性格の問題。
体の運動に関して言うと、私は「バランスを取る」ということが好きなのだ。
だからそういうのが向いている。
そういうふうに、どんなことに関しても自分好みの方法というものがある。
それを見つけられると営みは楽しくなるし、そして自然と上達していくように思う。
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