37 良き刷り込み
最近、息子はアンパンマンを卒業し、他のものに興味を向けている。
順当に男の子らしく、ロボットものが好きになってきた。
しかしガンダムにはまだ早い。
ガンダムは、ロボットが戦っている時間より、人間が難しいことを喋っている時間の方が長い。
5歳の子供には退屈である。
たまたま、ドラえもんの『鉄人兵団』(リメイク版)というのが目に留まった。
それでこれを観てみよう、ということになった。
アンパンマンの『ドーリィ』以来、久しぶりに泣いた(私が)。
なんという愛に溢れた作品だろう。
大人の、子供に大切なことを伝えたいというメッセージが詰まっていた。
それは優しさや相互理解や自己犠牲に関することで、こうした人間精神の至上の価値とも言えるものが、全く説教臭くない形で織り込まれていた。
ところで子供というものは、本能的に親の言うことに調子を合わせるように出来ているようだ。
私は言った。「お父ちゃんが子供の頃に観たドラえもんよりずっと良い。なぜかと言うと、ここには作った人の、子供への思いやりが満ちているからなんだ。昔はこれほどではなかった」
すると息子が言った。「そうだよね。まあちゃんもそう思う」
絶対にそんなはずはないのだが、そんなことを言う。
こうやって、刷り込みは為されていくのだと思う。
いずれにせよ、刷り込みは避けられない。
刷り込まれてこそ、世界観が形成されていくのだ。
だからこそ良い刷り込みが必要になる。
自分に何が出来るかは分からない。
しかし、こんな時、こんなふうに感じるものなんだ、という姿を少しずつでも示していけたらと思う。
とりあえず何より、私は他のドラえもんの映画も観てみたいと思い、次回のまどか滞在を楽しみにしている。
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今日もお読み下さいましてありがとうございました。
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