80 ある方への助言4
いわゆる魂の願いについて。
「あなたの中に迷いがあるの。
内面の価値を求めることは、あなたの無意識の宿命的な個性のはず。
でも同時に、外面の価値に幻惑される弱さも持っている。
だから外面の価値が自分のほしいものではないことを知らせるために、(無意識は)強烈に否定的な(外向的)人物を出現させているんだよ」
「内面の価値も大事にしたいけどお金もほしい、というのは人間感情としては当たり前の願望なんだけど、無意識はそれを許さないように出来ているんだよね。
多分それはベクトルを一つの方に集中しないと充分に力を発揮できないという原理があるからなのだと思う」
「お金は確かにとても重要。
他とはなかなか比較できない。
でもあなたはお金に価値を置きすぎている。
音楽に例えるなら、(あなたの)社長の「凄さ」とか「正しさ」というのは、正確な音程とかリズム感みたいなものなんだよ。でも歌心はない。
歌心のない人は、技術的な能力だけで満足し、それを賛美する。
でも歌心を求める人は、技術的な能力はそれほど気にしないものなんだよ。
これはどんな世界でも同じこと。
ただお金だとそこに生活がかかってくるから、過剰評価、つまり偏見を持ってしまうんだ。
何に価値を置くのかということを、あなたが確信できないと、この件に関してはブレさせられ続けると思う」
「((相談者の)社長はパワハラ的な悪質な人格だが)「それ以外は正しい」という(あなたの)考えが出発点として間違っていると思う。
一つだけ正しい人なんていないんだよ。
正しい人は全部正しく、間違っている人は全部間違っている。
同じ脳がしているんだもの。
正しく見えるのだとしたら、それは本質を見ていないからだよ」
「おかしな人が発する波動はすべておかしいんだけど、表層だけ見ると、有能とか正確さとかが見えるから混乱する。
しかし情報の混乱は表層でしか起きない。
深層では波動がすべてを単純に表現しているから、相手の中に二重性を見ないことが大事だよ。
「でもいい人でもある」というのは落とし穴なんだ」
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