81 ある方への助言5
今日で最終回です。
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無意識の不動の性向について。
「無意識がどういうものかということに対する無知がある。
「どっちも」はどうしても出来ない。
私もずっとこう思っていた。『無意識が、静けさや自分だけの世界が欲しいのは分かった。しかしそれが実現する範囲で、多少仕事をしてもいじゃないか、お金に余裕があってもいいじゃないか、どうしてここまで無人と暇になる必要があるんだ』と。
でも無意識はそういう妥協はしないんだ。
無意識は完全に子供とイコールではないけれど、この点に関しては子供になぞらえるのが良いと思う。
どうして駄目なの、という問いに対して、子供はどうしても駄目、と答えるもの。
そうなのかと受け入れて、そこから出発して次の行動なり選択なりを起こすしかないんだ」
「(上記の意味で)どっちも叶えられる人は、やっぱり幼少期のセットアップから始まって自己肯定感が強い人に限られると思う。
そしてそういう人はざらにいるから、見本にしてしまいやすい。
でも見本にしてはいけないと思う。
これは諦め=否定的と思われるかもしれないけれど、持って生まれた体格みたいなものだと思って、自分はそうじゃないんだ、自分の方法で行こう、と割り切った方が上手く行くと思う」
どんな仕事が波動的に適合するか、について。
「業種の波動は風俗とかヤクザとか例外的なものは別として、関係ないと思う。
ヒーリング業、代替療法をしたって、固定観念がちがちの亡者みたいな人もいれば、愛の人もいる。
亡者や落伍者の巣窟のような場所でないなら、どんな仕事もいいと思うよ。
結局、無意識が許すことは何でも出来るし、許さないことは何も出来ないから」
外形ではなく、波動で見ることについて。
「波動のズレはあくまでも直感、体感レベルで感知されるものなんだよね。
(就職候補の例として)製薬会社に対する「賛同共感できない」は多分、知的・情報的レベルでしょう。
薬は良くないものだと知っているから。
でも波動は知識とは無関係なんだよね。
だから例えば製薬会社に勤めてみる、そこにいる人たちがいいなあと思える、そこで大切にしてもらえる、それなら波動的にOKなんだよね。
逆にリラクゼーション関係の業種には知的・情報的レベルで「賛同共感」できるでしょう。
でも入ってみたら全然波動が合わないということもある」
「(仕事、業種に対する理想をサイズダウンしたとしても)全然問題ないと思う。
パーフェクトが何なのか、実際我々はよく分かっていないと思う。
例えば健康食品がいい、って思うし、それはそうなんだけど、子供に食べたいものを食べさせてあげたいでしょう。
子供にとって何より大切なのは喜ぶ体験。
それと同じで、結果として楽しんだかどうか、が一番大事なんだよね。
何で楽しむか、というのは二番目以下の重要度だと思う。
もちろん、先程のヤクザ風俗みたいな例外はあるよ。
そして楽しんでいるかどうかは必ず無意識が教えてくれるよ。色々な形で」
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