190 自分と、自分を観察する自分
最近読んだ、深い言葉。
アルフレッド・コルトー、100年ほど前のピアニストです。
「音を出すためではなく、音を聴くために弾け」
これはとても大切な考え方で、チェロを弾く時にそうしています。
でも、音楽に限った話じゃないんですね。
「音」を「言葉」に置き換えてみて下さい。
私たちは、話す時に夢中になります。
頭の中が忙しくなります。
そして、自分がどんな言葉を発しているか、聞いていないんですね。
私はずっと、身口意の癖直しをお伝えしてきました。
癖直しに必要なのは、自らを観察する姿勢です。
いま自分はどんな体の動かし方をしているのだろう、
どんな言葉で話しているのだろう、
どんな脳の状態にあるのだろう、
といったことを、体験しつつ観察することが、とても大切です。
この姿勢が習慣になると、面白いです。
自分と、観察する自分が、分離して、より細やかに、透明に、現実を理解することが出来るようになるのです。
今日もお読み下さいましてありがとうございました。
【スケジュール】
4月28日(月)牡牛座新月ヒーリング
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