272 3つのアドバイス(2)自分の非
問題解決のための「認識法キット」の二つ目は
「常に自分の非だけを認める」というものです。
そんな理不尽な、と思われるかもしれませんが、
問題解決したいなら、これは外せません。
だいたい問題が起きる時には
「相手が悪い」
「環境が悪い」
という考えがまず生じます。
次に大幅に譲歩して
「自分にも非がある」
と認めるに至ります。
しかし
「相手にも非がある」
という抗弁が残ります。
たとえ事実がそうだとしても、
その考えでは自分を変える必然性が生じません。
「だって相手も悪いんだもん」
と言える内は。
これは割り切れるかどうかの問題ですが、
道理が理解できなければもちろん不満が残ります。
逆に言うと、道理が分かれば、
「確かに自分に問題の種がある」と飲み込めるものです。
単に、「元は自分」という考えを押し付けるのではなく、
状況を分解整理して道理を解き明かすということを、
コーチングではしています。
コメント