好きなことを活用する4
コメントを頂きました。
「私はフォトエッセイを小ロットで印刷し、イベントなどで販売するようになりました。…売れたり、売れなかったり、、未だに一喜一憂してますが、制作中は何物にも代え難い楽しさがあります。…中学生の頃に描いた夢が少しずつ形になり、魂が一番喜びを感じることをこの歳になり、ようやく知りました。お金を頂くようになり、私は神様から頂いたギフト=書くこと、を誰かの手に渡り、言葉が私のものではなく、相手のものになったとき、ギフトを神様にお返ししているような尊さを感じます」
とても重要なことだと感じましたのでご紹介しました。
よく言われているように、誰にも一芸があると思います。
一芸、とは言わずとも「一つくらい好きなこと」があると思います。
その「好きなこと」を伸ばしていくと、必ずやがて一芸になります。
で、これを活かすこと、使うことが、どうやらとても大切なのです。
上のコメントをなぜ私が重要だと感じたのかと言うと、「神様から頂いたギフト」と書かれていたからで、それがまさに私の言いたいことだったからです。
私たちは自分に属するものは全部当たり前に自分のものだと思いがちなのですが、そうではないんですね。
それらは与えられたものだと思います。
だからこそ、そこには実は「正しく用いる責任」が隠れているのです。
責任、と言うと、何やら重たく感じられるかもしれません。
しかし私はここで現代チェロの往年の巨匠であるカザルスの言葉を弾きたいと思います。
自分には才能なんてない、と思う人は「好きなこと」に置き換えて読んでみて下さい。
「たまたま才能があるからと言って自惚れてはいけない。才能は君たちの関係するところではない。君たちがどうしたということではない。問題は才能をどうするかだ。才能という賜物を大事にしなさい。天与のものを汚したり、浪費したりしてはいけない。絶えず勉強して才能を育てなさい」
今日もお読み下さりありがとうございました。
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