27 煙草とプレアデス星団と
どうもこのたびは煙草の切りが悪い。
そろそろやめようと思うと割と簡単にやめられる方なのだが、長引いている。
5月は音楽制作に没頭していた。
なぜかそういう時に必要になる。
気分転換に良いように思われる。
でも私は安心している。
カシミヤのセーターを出す時点でやめるのは確定しているからだ。
滅多に洗えない上等な衣服に煙草のにおいがつくのが嫌なので。
とは言うものの、煙草は全くの害というわけでもない。
さて一服するかと言ってベランダに出る。
すると見事な満月を見たり、花の色を見たりする。
蝶が近くを舞い、芋虫の食事をのんびり眺めたりして気持ちが和む。
夕空も星空も、私のような暮らしぶりの人間は、見逃してしまうことが多い。
先日は、生まれて初めて、プレアデス星団を肉眼で見た。
特に空の澄んだ夜で、じっと空を見つめていたら、もしやと思う星々に行き当たった。
そうでもなければそんなに長い時間にわたって星空を見上げ続けるないことを考えると、やはりこれはこれで良いものだと思われる。
そんなこともまた理由になって、なかなかやめない。
冬物の季節が来るまでは。
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