小さな変化1
大きい問題は目に付きやすいのですが、さてそれを解決しようとするととても難しいものです。
そもそもどうしてそのような大きな問題が起きているのか、起きてしまったのかも、なかなか分からないものです。
大きな問題は小さな原因の積み重ねの結果だと思います。
そこで小さな問題を一つ一つ解いていくことが大切になってきます。
小さな問題というのは、そもそも問題として認識されていません。
だからこそ、「小さな問題」なのですが。
普通、それは自分にとって当たり前のことと認識されています。
例えば、姿勢が悪いこと、靴を揃えないこと、戸棚を閉めないことなどです。
私自身について言うと、自分の行動習慣は過去に比べてずいぶん変わったと思います。
そのために色々と努力しました。
以前の私は例えば
・開けた戸棚を閉めない
・布団を畳まない
・姿勢が悪い
・就寝前に一日の片付けをしない
・汚れや乱れを見てもすぐに対処しない
というようなことをしていました。
要するに、とてもだらしない人間でした。
こういうことの一つ一つは本当に取るに足りないことで、基本的に誰にも迷惑をかけません。
なぜなら自分一人に関わることだからです。
そしてこれら一つ一つのことは、それぞれが単独で何かの問題を作り出す訳ではありません。
しかしこれらを扇に喩えると、その要の部分に「だらしなさ」があります。
そのだらしなさが「大きな原因」で、現実状況に対して何らかの「大きな問題」を作り出すことになるのです。
自分一人に属すること、自分の生活や行動の習慣は、普通、他人が指摘してくれません。
そもそも認識されませんし、されたとしても、そこに立ち入るのは大きなお世話と普通誰もが考えるので、教えてもらえません。
小さな一つ一つを変えていくことは、自分の思考や行動のパターンを変えていくということで、その先に「違う自分」が待っています。
その違う自分には当然ながら「違う状況」がもたらされるのです。
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