Aさんへの助言4
昨日、子供の話を引き合いに出しましたが、相手が大人だとまた違う点もあります。
大人は誰もが間違った考えを持っているものです。
つまり改めるべき所があります。
これは病中にあっても死に近くても、関係ありません。
むしろ死が近付くほどに、学ぶべきことがあります。
これは、キューブラー・ロスが言っていることでもあります。
未読の方は是非その著書を読むことをお勧めします。
そういう意味で、
「母も感謝の気持ちを忘れ、自分本位になることがあり、時折こちらがはっきり話して雷を落とす事で反省し、改めるを繰り返してきました。こういうことがないと、悪い心がそのまま増長して、私たちも振り回されストレスになりますので、敢えて言いました。」
というのも、必要な、意味ある体験なのでしょう。
こうしてお母様は何かを学ばれていくのだと思います。
死に近いからと言って、腫れ物に触るようにするのも、また違うと思います。
同時に、とても重要なことなのですが、常にその同じ目を自分自身に向けるように努める必要があります。
つまり、「感謝の気持ちを忘れ、自分本位になり、悪い心が増長して、他人を振り回す」ことは、健康不健康、若年老年の差を問わず、誰もが毎日犯す過ちなのです。
誰かだけが特別にその罪を犯しているわけではありません。
繰り返しますが、とても難しいことです。
こういうことが分からないといけません、出来ないといけません、と言っているのではありません。
結局、「分かっても、完全には出来ない」、これが私たちの行き着ける所でしょう。
だからこそ、努めるべきなのだと思います。
そしてそのためには、本当に、瞑想が必要なのです。
これは経験から申し上げます。
瞑想せずに理解を深めることは不可能です。
瞑想の習慣なしに得た「理解」は、頭のことに留まります。
だから簡単にひっくり返るのです。
相手のために速度を落とすこと、それを損失と感じないこと、などはほとんど細胞レベル、神経レベルの反射です。
腹の底まで落とし、細胞や神経のレベルまで転写していくためには、瞑想が不可欠だということを私は経験から学びました。
瞑想会の日時が決定しました。
下記ご確認下さい。
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