134 感情を認める
先日、ある方にお教えしたことなのですが、その復習と確認を求められたので、改めてここに書き記してみようと思います。
感情を認める、受け入れる、というのは、難しいことです。
簡単に分類すれば、それが出来る人は自己肯定感の強い人です。
感情表現を親から許されて育ったことでしょう。
一方、それが出来ない人は自己肯定感の弱い人で、感情表現を親から封じられて幼少期を過ごしたことと思います。
でも、感情というのは表現すればなくなるわけではなくて、ちゃんと心の中に発生し、力を発揮します。
そして内部に滞留させて放置しておくとまずいことになるので、上手いこと逃がし弁を作ることになります。
これを担当するのは理性です。
理性は、頭の中で、こう言います。
「でも、こんなことは自分に限ったことじゃないし」
「嫌だけど、世話になったし」
「こんなことに負けちゃ何もならないし」
「あの人にも悪気はなかったんだし」
「完璧な人なんていないし(自分も含めて)」
などなど。
そして自分はすっかり自分の不快感を巧みに鎮圧できる人間になったと事実誤認してしまうのです。
これはかなりの危険信号。
自分の感情は、どんな感情でも認められるようにならないといけません。
それは時として辛い体験になります。
自分の中にこんな感情があったなんて、と思うこともあります。
極端な話、殺意が湧いたらどうしますか?
「こんな感情、持っちゃいけない」と思いますか?
でも湧いちゃうんだから仕方ないでしょう。
実際、殺害しにいったら勿論だめですよ!!!
「この感情を、行動に移しちゃいけない」
と思うのは良いし、真っ当なのですが、しかし多くの人は、「こんな感情、持っちゃいけない」と、感情の発生自体を拒否してしまいます。
これが諸々の問題の元凶となるのです。
明日、この話を続けましょう。
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今日もお読み下さいましてありがとうございました。
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コメント
自己肯定感が低いと、自己肯定感が強い人の言動すら目に入ってきませんでした。
己の自己肯定感が少し増してきて、やっと、自己肯定感の強い他者の言動が目に入るようになり(ここ最近のことです)、目から鱗が落ちることになるのです。
「そんなにあっけらかんと感情を認め、受け入れることができるのか」と。
それにしても、ここまでくるのに何十年もかかるなんて、、と呆然とするとともに、これからまた少しずつ楽になれるのだと思って前向きにやっていこうと思います。
いつもどうもありがとうございます。
感情は燃料みたいなものなので、それがあるから動けるし、ありすぎると危ないものでもあります。溜めると圧縮されて本当に危険です。ほどほどに循環しているのがいいと思います。