146 他者の視点で
音楽発表会の前日、緊張がやってきて、つまらない失敗を繰り返した。
曲自体は難しくないので楽な気持ちで構えていたのに、いざとなるとこうして怖気づく。
昨日までは平然と出来ていたものが、今出来ない。
つまり脳がおかしくなっているのだから、この上、練習したって仕方がない。
脳をどうにかしないといけない。
そして思いを巡らせた。
緊張はどこから来るのだろう、と考えると、理由は色々と考えられると思うが、視野狭窄になっているからだと思った。
狭窄した結果、何が見えているのかというと、「自分(の失敗に対する恐れ)」
何が見えなくなっているのかというと、「他者の視点」
もちろん、他者の視点なんて、自然と持てるものではない。
それでも普段は問題ない。
でも、こういう特殊な状況だと、殊更に自分にばかり目が向かうようになり(つまり執着)、脳のあるべき平衡状態が崩れるのだと思う。
それで誤作動するようになるのだ。
そこで、他者から見たらどうだろう、どう映るんだろう、と考えた。
「うわ、チェロだ、凄いなあ」
多分、こんなものだ。
今までもずっとそうだった。
そして演奏後はこういう会話が為される。
「いや、失敗しちゃって…」
「え、そうなんですか?どこが?」
つまり、他人から見たら大したことじゃないことを、自分は大したことと見ている。
逆に、他人から見たら大したことを(チェロが目の前にある!)、自分は大したことじゃないと見ている。
そう考えたら心に余裕が生まれた。
あと1話だけ続ける。
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