64通目の手紙 人生は途方もなく難しいからこそ
おはようございます。
いま目の前に繰り広げられている現実の内、どれが真(まこと)でどれが幻か、ということを正しく見抜くことが必要です。
ヒーリング夜話#4で「窮乏という幻を信じるのか、それとも神の導きを信じるのか」というお話をしました。
窮乏、困難、不快感は非常にリアルなものとして迫ってきます。
人から受けるストレスや、お金の欠乏や、身体の不調によって、私たちの心は視界を覆い尽くされてしまいがちです。
しかしいつもお話しているように、問題には「原因」と共に「目的」があります。
目的は、必ず良いものなのです。
良い目的を果たすために、どうしても経由しなければならない不快な出来事や感情があります。
「どうしてもこれは嫌だ」
「もう耐えられない」
と思うことによって、はじめて私たちの心に
「自分は本当はこうしたいんだ」
「自分は本当はこういう生き方を送りたいんだ」
という強い思いが生じます。
この思いによって現実が動くことが望まれているのであって、「何も願わなくても全自動で嫌なことは取り払われ、都合の良い人生を生きることが出来る」と考えるのは、それこそ叶わぬ夢、都合の良い話、ということですね。
困難な状況はまさに私たちに
「じゃあ、どうだったら良いの?」
「そのためにいまこの瞬間に何が出来ると思う?」
という問いを突きつけています。
その問いに答えることこそが「目的」であり、ですから、嫌なこと、というのは決してあなたをいじめるためとか、罰を与えるために起きているのではないのです。
嫌だ嫌だと不満を言う時、私たちは良くない意味で受動的です。
だからまずは文句を言わないこと、
その気持ちを自制して、明るい方へと導く良き目的に意識を向けること、
与えられた全てに感謝すること、
これが必要かと思います。
「神がお造りになったものは全て良いものであり、感謝して受けるならば何一つ捨てるものはないからです」(テモテ4−4)
と新約聖書にあります。
「お造りになった」というのは、この世界のことだけでなく、一瞬ごとの現実も全てそうです。
そんな…、と思うかもしれませんが、それは普通の反応です。
それはそうなのです。
「んなわけないだろ!」と思います。
ここでチェロの話をさせて下さい。
チェロは本当に難しいです。
何しろフレットがありません。
ちょっと指の位置がずれるだけで、当たる箇所が違うだけで、音痴になります。
先日のコンサートでも、何度も「あー…」という瞬間がありました。
でも、だからチェロは音程が外れるのが当たり前、と言っても仕方がないことですし、努力して正しい音程を取れるように訓練するしかありません。
だって難しいんだから、と言ってずっと下手なチェリストでいたいのか、
だからもっと努力して上手なチェリストになろうと考えるのか、
それは自分自身にかかっているのです。
人生の受け止め方についても同様。
とても難しい。だから「そういうふうに心を作り変える訓練なのだ」と考えてみて下さい。
努力しないと出来るようにはならないし、逆に、努力すればそういうふうに現実を観察することが出来るようになり、それが大きな精神的成長となります。
お読み下さりありがとうございました。
皆様に沢山の良いことがありますように。
オジジ
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