お父ちゃんは神様じゃないけど今はそれでいい
息子のまどかが字を読み書きできるようになり、最近私に手紙を書いてくれました。 そこにはこうありました。 「おとうちゃんはせかいでいちばんすばらしいよ。 おとうちゃんてゆう人は神ちまだよ」 (*ち=さの逆さ文字) 私は胸いっぱいになると共に、戸惑いを覚え、 「いや、お父ちゃんは神様ではないよ。 神様っていうのはもっと尊い―――」 しかしそう言ってしばらくした時、まどかが涙を浮かべてしょげているのに気付きました。 少しの間分からず、 「もしかして、お父ちゃんが神様じゃないって言ったのが悲しかった?」 と訊きました。 「うん」 と彼は頷きました。 それで私は、自分が想像以上に堅物だということを知りました。 子供はただそう思って、思った通りのことを書いている。 ――神とは何か? そんなことは知らなくていい。 それなのに、私は自分が学んできた神の定義について考え、 もっとその言葉の深さを知ってもらいたいとの思い、 そして、自分はそんな言葉にふさわしい親ではないとの思いから、 子供の心からの言葉を、「それは違う」と突き返してしまった。 「まどかがそう思ってくれるなら、これからはもっと、神様みたいに素晴らしいお父ちゃんになれるように頑張るよ」 改めて、そう伝えました。 するとまどかは笑顔になり、「さ、ゲームやろ、ゲーム」とPS4に戻っていきました。 小さな、とても深い反省の話です。 オジジ HP▶ https://kawabemasanoriojiji-netizen.github.io/microcosmo-healing/